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ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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自転車を買うことにはしたが、ちょっと問題があった。わたしの身長は176cm、妻は155cm―この身長差である。そして、妻の身長に合った自転車を買ったはいいが、妻はそれに興味を示さない、または関心が継続しない可能性があるのだ。

そうなると、これまでも滅多になかった「妻へのプレゼント」は、リボンを付けたままヤフオクに出品されることになる。

だが、リスク低減策はわりと簡単に見つかった。フォールディングバイク(折りたたみ小径車)である。フォールディングバイクの多くはワンサイズなので適応身長の幅が広いのだ。妻が乗らないなら自分が乗ればいい。

それに、フォールディングバイクには次のような利点がある。

ロードバイクを買ったあとでもセカンドバイクとして使える
ロードバイクは街乗りには向いていない。乗っている間はいいが、ひとたびサドルから降りるとロードバイクは非常に高価な「お荷物」となる。

ロードバイクにスタンドを付けたとしても、銭湯とかファミレスで駐輪しているときに倒されやしないか、盗まれやしないか気が気でない。フォールディングバイクなら倒されても盗まれてもいいというわけでは決してないが、ロードバイクほど神経質にはならないだろう。

クルマに積んでおけば旅先で小回りのきく移動手段になる
旅先で、「自転車があると楽しい」と思うことは多い。徒歩より移動速度が速いので、たとえば小京都と呼ばれる地域や温泉街の散策には威力を発揮するだろうし、地方都市では商店街やスーパーマーケットに行って、その地域の人々の生活を垣間見るのも楽しい。また、湖に行ったときは湖畔一周サイクリングも可能だ。

行動範囲が広くなる
たとえば、自宅から20km離れた銭湯に折りたためない自転車で行くとする。当然、帰りも20km走らなければならないが、ヘタレなわたしは「風呂の後に20kmはキツイな」とちょっと思うし、片道25kmを超えるともう自転車で行く気にならない。

だが、フォールディングバイクであれば、行くことすら考えなかった銭湯に自転車で行けるようになる。帰りにペダルを漕ぐのが辛くなったら、潔く進路を最寄駅にとり、駅前で自転車を折りたたんで輪行袋に入れ、電車に乗ってしまえばよい。「帰りは電車」と割り切ってしまえば、30km先の銭湯だって十分に行動範囲内なのだ。

室内で保管してもあまり邪魔にならない
これは説明するまでもなし。


折りたたみでない自転車に比べてフレーム剛性が劣るという欠点はあるけれど、簡単な手順で折りたためることの恩恵は大きい。


3. どれを買うか?へ進む
1. 夏だ、自転車を買おう!に戻る

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