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ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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このブログタイトルの元ネタ(?)の「ツール・ド・フランス2009」が26日に終わった。アルベルト・コンタドールの個人総合優勝、同じく2位となったアンディ・シュレクをはじめ、クルイジガー、ニバリなど若手の台頭、1999年から2005年までの7連覇後に引退、今年現役復帰し個人総合3位となったランス・アームストロングの勇姿、そしてフースホフトvs.カべンディッシュのマイヨ・ヴェール争いなどみどころ満載だった。しかし何と言っても新城幸也、別府史之の2人の日本人選手が参戦、完走。しかも他国の選手と比べてもまったく遜色ない能力を持っていることを証明した意義は日本のサイクルロードレース界にとって極めて大きい。

さて、「ツール・ド・銭湯2009」第22ステージは7月29日(水)、小平市の「小平浴場」。にわか雨が降る日が相変わらず続いていて、この日も天気予報では「いつ雨が降ってもおかしくない」などと言っていたがわたしは降らないほうに賭けた。

小平浴場は津田塾大学と一橋大学小平国際キャンパスのほぼ中間にある。最寄駅は西武国分寺線の鷹の台駅または西武多摩湖線の一橋学園駅であるが、いずれの駅からも徒歩12~13分はかかりそうだ。周囲は都営アパートに小学校、玉川上水、そして昔ながらの商店街と、どこかほっとする街だ。

その商店街の最南端、市立第四小学校の向かいに小平浴場はある。下の写真のように通りに面しているのは浴場の左側面と、浴場主の住まいと思われる建物の入口である。

建物の側面が道路に面している


木壁の木造の建物で、かなり古いものであることはひと目でわかる。浴場の入口はこの写真には写っていないが、建物右側の通路の先にある。

入口通路
狭い通路の先に浴場の入口と自転車置き場が見える

この日は16時ごろに到着。通路を入り、自転車を屋根付きの自転車置き場に停めた。

小平浴場


入口に暖簾は掛かっていない。正面に傘入れがあって、下足箱が左右に分かれている。下足箱は古く、使い込まれている。下足板は木製。

右側入口上のガラスには「男湯」と記されている。中に入ると番台にはご主人。脱衣所は空調が効いている。10メートル四方はあろうか。もっと広いかもしれない。が、島ロッカーが2基並んでいるため面積ほどの開放感はない。見上げると典型的な格子天井。室内の空気を攪拌するためのプロペラのようなものが2基付いているが動作はしていない。空調があるためもはや使う必要がないのだろう。

ロッカーも古いものだ。内部の化粧板が一部剥れていたり、扉がすんなり閉まらなかったりするが使用には差し支えない。6列×2段×2面の島ロッカーが2基、男女境と平行に並んでいて、外壁側に7列×2段の計62箱。すべて3:4型でアルミ板のカギで施錠する。ドイター・スーパーバイクは問題なく収まった。

備付品はアナログ体重計、身長計、ドライヤー×2、洗濯機×2、飲み物や浴用品の販売ケース、長椅子など。脱衣カゴはなかった。

わたしが脱衣所で服を脱いでいるときに番台がご主人からおかみさんに交代。

浴室へ入る。桶は黄色ケロリンと色、形状は同じだがゴルフ用品店、それもなぜか新宿店の名前が印刷されたもの。長年の使用によるためか文字がずいぶん薄れていた。椅子はもはやおなじみとなった「п」形のものが積まれていた。

カラン配置は5+(4+4)+(4+4)+5だが、シャワーヘッドがあるのは男女境壁側のみ。しかし数は6つある。つまりシャワーヘッドのみの箇所があるのだ。さらにシャワーヘッドはレバーによって湯を出したり止めたりするものではなく、栓をひねるタイプのもので、レバー式よりさらに旧式のものと思われる。

男女境壁より1つ目の島カランには鏡があるが、2つ目の島カランには鏡がない(もちろんシャワーヘッドもない)。外壁側の5つのカランには鏡がある。シャワーブース、サウナ、水風呂はない。

浴槽は2つ。向かって左はバイブラ深湯。大きさは3人分ほど。湯温計は50°Cを指していたが体感的にはちょっと熱めな程度。44°C前後だろう。右の浴槽は超音波風呂。5人ぐらいがゆったり入れる大きさでジェット水流が数本噴き出している。湯温計は付いていないが左の深湯よりはぬるい。42°Cぐらいか。

正面の壁には海に浮かぶ島(伊豆あたりか?)を描いたペンキ画があり、その下に近くの居酒屋の広告が貼ってあった。銭湯の浴室内に広告が貼られているという話を読んだり、またその画像を見たりということはよくあるが、実際に見たのは今回の小平浴場が初めてのような気がする。記憶が曖昧になる年頃なので断言はできないが。

休業日と営業時間
休業日は7月のもの

東京都浴場組合のウェブサイトでは、休業日は「第1、第3月曜」となっているが、上の案内を見る限りちょっと変則的な設定になっているようだ。なお、脱衣所には「次の休業日は(8月)10日」と掲示されていた。このことから、現在は第2、第4月曜が休業日である可能性が高いとみるべきだろう。

煙突
夕陽に映える煙突
煙突には「小平浴場」と書かれている

小平浴場には駐車場はない。自転車を立てかける場所は十分にあるのでスタンドレスでも大丈夫だ。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

小平浴場の建物や設備は古いが、わたしはそのこと自体で不快な思いはしない。どちらかと言えばフロントよりも番台のほうが、そこに座る人に対して親しみやすさを覚える。シャワーヘッドやシャワーブースもあったほうが便利だが、なければないで大きな不都合が生じるものでもない。

この日は幸い晴れ間が見られた。小平浴場は二段屋根のため天井がとても高い。窓は東西に向いているのでまだ高い太陽から夏の光が射し込み、浴室全体を絶妙なコントラストで照らしていた。


小平浴場 (小平2番)
東京都小平市津田町3-4-22
042-343-3018
営業時間 15:45~23:00
定休日 第1、第3月曜


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