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ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2009」第9ステージは5月27日(水)、狛江市の「お湯どころ野川」。東京都の市としては最も小さい狛江市の東部、ちょっと先は世田谷区、なところにある銭湯だ。周辺は道が複雑に入り組んだ住宅地だが、農地や緑地、児童公園などもある閑静な場所である。

お湯どころ野川 全景(写真奥はコインランドリー)


お湯どころ野川は正面こそ煉瓦調外壁のビル風だが、その奥は伝統的な二段式である。以前は「野川浴泉」という屋号であったようで、一部の地図ではいまだに「野川浴泉」となっているものもあるから比較的最近に(といっても10年ぐらい前だろうけど)改装し、そのときに屋号変えをしたのかもしれない。

お湯どころ野川は今年で30周年を迎えたようで、サウナ料金割引の手書きポスターが入口や窓に貼られている。タオル付きで200円、タオルなしで100円。回数券も割引価格のようだ。

入口


花王のロゴが入った暖簾をくぐる。下足箱は松竹錠で下足板は木製。手押しスイッチ付きの自動ドアを入ると右手にフロント、奥には広めのロビーがある。

せっかくの割引なのでサウナに入ってみようかと思ったが、体調がいまひとつだったので控えることにし、入浴のみの450円を支払うとロッカーキーを手渡された(下足板との交換ではない)。指定された番号のロッカーを使用するシステムだ。

脱衣所は狭い。8畳ほどだろう。ロッカーは仕切り壁側に12、(8+8)の島ロッカー、外壁側に16の計44箱。いずれも幅約30cm×高さ約40cm。脱衣カゴなし。主な設備は洗面台、ドライヤー、ちょっと懐かしいアナログ体重計、ソフトドリンクの自動販売機。そして上を見上げるとちょうどフロントの裏側の位置に信楽焼のたぬきが2体。

では浴室へ。すぐに気付くのは浴槽の上方の壁にテレビが埋め込まれていることだ。スピーカーもしっかり2個、壁から突き出すように設置されている。わたしが行ったときには水戸黄門の再放送が映っていた。

カラン配置は5+(5+5)+5だが、仕切り壁側の出入口近くのものは隣のシャワーブース(×1)との間隔が不十分で使いづらい。カランはいずれもシャワーヘッド付きで、島カランだけは上にパイプ棚が付いている。

桶は黄色ケロリン。浴槽は1槽だが、内部はエレキバス(電気風呂)と3種類のジェットバスに仕切られている。こうした「仕掛け」のない部分は4人分ほどの大きさだ。湯温計は41°Cで、体感的にもややぬるめ。

出入口側から見て浴槽の右側(外壁側)には通路があり、進むと左手にサウナ、右手に水風呂、奥は露天風呂となっている。サウナはドアのガラス越しに見る限り定員は6名ほどだろうか。サウナ利用者はカギを渡されるようで、入室するときだけこのカギでドアを開けているようだ(出るときもカギが必要だと非常時に大変なことになる)。

露天風呂は広い! 内湯とほぼ同じ大きさだ。住宅地にあるので塀が高く眺望は全くないが、それでも開放感はある。露天風呂は薬湯(この日はローズ&サンダルウッド)になっていて、湯温は40°C。

最後にもう一度内湯に浸かって浴室を出た。帰るときにはロッカーキーをフロントに返すのを忘れてはならない。

ロビーにはソファーとテーブル、古いマッサージチェアが2台、そして今は使われていないが懐かしい型のテレビが置かれている。さらに本棚にはマンガがぎっしりと入っており、自由に読んでいいようだ。

駐車場は入口横に2台分、建物右に8台分ある。自転車は隣の児童公園との境に置くことができる。

看板


◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

今年で30周年ということは1979年の開業ということである。1979年といえばすでに銭湯の全盛期は過ぎたあとであるので、このときに開業とはずいぶん思い切ったものだと思う。

しかしそんな心配は全く無用のようで、この日もたくさんの客が訪れていた。フロントの女性もまだ若いようだし、40周年も難なく迎えることだろう。


お湯どころ野川
東京都狛江市東野川1-30-14
03-3488-2642
営業時間 15:00~24:30(日祝は13時から営業)
定休日 月曜(祝日は翌日休)


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» 無題
野川浴泉を紹介してくださってありがとうございます。

私は、こよなくこの銭湯を愛する者です。
週に5~6日は通っております。
下手したら、毎日です(笑)

たぶん、風呂付のアパートに引っ越しても、
ここに通うかも・・・(笑)

さあて、今日も、ひとっ風呂あびてこようかな!!

井手晴海 2009/10/27(Tue)14:16:30 編集
» コメントありがとうございます
井手晴海さん、コメントありがとうございます。

「野川浴泉」とお呼びになられているということは、昔からの常連さんでおられるのでしょうね。

こちらの銭湯は広い露天風呂が印象的でした。これから秋が深まり、やがて冬になりますが、寒い季節の露天風呂も嫌いじゃないので、いずれ再訪したい銭湯のひとつです。

どうぞ充実した銭湯ライフをお楽しみください。

よろしければこれからもこのブログをご覧ください。
2009/10/27 16:33
» 無題
混んでいてゆっくりできなかった。しかもおつりを落としたらそのおつりをわざとぎゅうぎゅうにふんでいる男性がいました。最低な大人です。もう二度と行きません
NONAME 2011/01/09(Sun)17:16:00 編集
» 災難でしたね
わたしがお湯どころ野川に行ったのはもうずいぶん前のことになりますが、そのときも結構混んでいました。幸いおつりを踏んづけるような輩には遭遇しませんでしたが。

一概には言えませんが、開店直後の「一番風呂組」が帰ってしまうと、比較的空いている時間帯ができることがあります。そういう時を狙って行くのがいいかもしれませんね。
2011/01/10 10:14
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