ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2009」第33ステージは9月25日(金)、JR中央線の阿佐ヶ谷駅と荻窪駅の中間点よりやや阿佐ヶ谷寄りの線路近くにある「林泉湯」。
林泉湯は木造二段式の戸建銭湯である。周辺は主に低層の住宅地であるが、目印となる煙突がない(見えない?)のと、周囲の住宅に溶け込んでいて目立たないため、見つけにくいかもしれない。
珍しいことに林泉湯には入口が2つある。ひとつは「ヘアーサロンカクタ」の左にある狭い通路の先、もうひとつは林泉湯の右側面であり、それぞれに暖簾が掛かっている。もちろんどちらから入っても構わない。
建物正面の暖簾はゾウの親子が行水をしている可愛らしいデザインだ。この入口の横には併設のコインランドリーがあり、林泉湯左側の路地に抜けているので、コインランドリー内を素通りして(ただし自転車は通行不可)正面に出ることもできる。
中に入ると左に下足箱がある。下足箱はフタが濃色アクリル板の松竹錠だが、数が少ないうえに下足板にはピンクの番号札が付いている。女湯用かと思ったが、上には「男女共用」と書かれた札があるので遠慮なく使わせていただいた。
上がるとロビーとフロント。ロビーは6畳ほどの広さで、ソファーとテーブルのほかにシャンプー類、飲み物、アイスクリームの各販売ケースなどが置かれている。
建物右側の道路に面した入口。この入口の左に狭い通路があり、そこを通ると正面に出る。
フロントの左右が脱衣所への入口になっていて、男湯は右側。脱衣所はサウナ室がせり出しているためやや狭いが、部屋をぐるりと囲むように施された壁上部の装飾が洒落ている。ソフトドリンクの自動販売機のほかに、体脂肪の測定もできるデジタル体重計、血圧計、ドライヤー(20円)×1、長椅子、古いマッサージチェア、さらにマッサージベッドのようなものが置かれている。
ロッカーは外壁側に7列×4段と4列×3段、そして6列×2段×2面の島ロッカーが1基の計64箱。島ロッカーは通常の3:4型だが、外壁側のものは開口部が正方形に近い形状をしている。
浴室は意外に広い。奥の壁には富士山のペンキ画がドーンと広がる。頂上がちょうど男女境にあって、下のほうに「西伊豆 14.11.22」と書かれている。二段式の天井は高く、窓も大きくとられている。男湯は東側だが、西日が十分に入ってくる。
浴槽は全部で4槽。奥壁と外壁に沿って配置されている。
奥壁は境壁から外壁まで1つの浴槽で占められているが、内部はいくつかの部分に区切られている。左端は深湯で、手前が円筒形のボディジェット、奥がハイパワージェットとなっている。ハイパワージェットは左から右へ非常に強く噴き出していて、水流が浴槽の右半分まで届いている。中間部はバイブラ浅湯で、奥壁からジェットが噴き出している。ハイパワージェットほどではないが、この水流もなかなか強い。右端は電気風呂である。大きさはボディジェットとハイパワージェットが各1人分、中間部は5~6人分、電気風呂は2~3人分だろう。湯温計は40°Cを指していたが体感上は43°Cぐらいだろう。適温なのだがはじめは少しチリチリした。
外壁側は奥から薬風呂、低温塩風呂、水風呂の3槽。薬風呂は2人分の大きさで、この日は「奥飛騨天然湯の花」。白濁していて硫黄のような匂いがある。湯温計は40°Cで体感上もこの程度。低温塩風呂は塩を溶かした湯なのであろう。無色無臭。味の確認はしなかった。大きさは2人分。ここも湯温計、体感とも40°C。水風呂は薬風呂および低温塩風呂と大きさは同じだが使用状況を考えると1人分だろう。
サウナ室は外壁側、脱衣所に食い込むように設けられている。中を覗いたところでは3~4人分の大きさと思われる。
桶は黄色ケロリン、椅子は市販型であった。カラン配置は男女境壁側より6+(6+6)+(6+0)で、第2島カラン列の裏側(外壁側浴槽の前)の床には石が敷きつめられていて、足裏を刺激する。カランは全箇所シャワーヘッド付きだが、浴用品を置くスペース(奥行)が10cmほどしかなく、少し不便だ。なお、シャワーブースが境壁に2つある。
駐車場はなく、駐輪場も特に指定されたスペースはない。建物右側(東側)の壁沿いに置くことはできそうだが、できれば正面入口の近くに置きたい。ただし、通路が狭いので通行の邪魔にならないよう注意する必要がある。
「シルバーウィーク」の5連休は終わっているが、この週末にかけてまだ休みの人もいるのだろう。このためもあってか、林泉湯はたくさんの客で賑わっていた。
この日は少し身体がだるかったので長距離は避けたものの、湯に浸かり、ペダルを回しているうちに心地よい疲れに変わっていった。
「出掛けてよかった」という思いとともに、「奥飛騨天然湯の花」の匂いは自宅に戻ってもまだわたしの身体に残っていた。
林泉湯 (杉並15番)
東京都杉並区天沼1-13-12
03-3392-2744
営業時間 15:00~26:00
定休日 木曜
サウナ追加料金 200円
大きな地図で見る
林泉湯は木造二段式の戸建銭湯である。周辺は主に低層の住宅地であるが、目印となる煙突がない(見えない?)のと、周囲の住宅に溶け込んでいて目立たないため、見つけにくいかもしれない。
珍しいことに林泉湯には入口が2つある。ひとつは「ヘアーサロンカクタ」の左にある狭い通路の先、もうひとつは林泉湯の右側面であり、それぞれに暖簾が掛かっている。もちろんどちらから入っても構わない。
建物正面の暖簾はゾウの親子が行水をしている可愛らしいデザインだ。この入口の横には併設のコインランドリーがあり、林泉湯左側の路地に抜けているので、コインランドリー内を素通りして(ただし自転車は通行不可)正面に出ることもできる。
中に入ると左に下足箱がある。下足箱はフタが濃色アクリル板の松竹錠だが、数が少ないうえに下足板にはピンクの番号札が付いている。女湯用かと思ったが、上には「男女共用」と書かれた札があるので遠慮なく使わせていただいた。
上がるとロビーとフロント。ロビーは6畳ほどの広さで、ソファーとテーブルのほかにシャンプー類、飲み物、アイスクリームの各販売ケースなどが置かれている。
建物右側の道路に面した入口。この入口の左に狭い通路があり、そこを通ると正面に出る。
フロントの左右が脱衣所への入口になっていて、男湯は右側。脱衣所はサウナ室がせり出しているためやや狭いが、部屋をぐるりと囲むように施された壁上部の装飾が洒落ている。ソフトドリンクの自動販売機のほかに、体脂肪の測定もできるデジタル体重計、血圧計、ドライヤー(20円)×1、長椅子、古いマッサージチェア、さらにマッサージベッドのようなものが置かれている。
ロッカーは外壁側に7列×4段と4列×3段、そして6列×2段×2面の島ロッカーが1基の計64箱。島ロッカーは通常の3:4型だが、外壁側のものは開口部が正方形に近い形状をしている。
浴室は意外に広い。奥の壁には富士山のペンキ画がドーンと広がる。頂上がちょうど男女境にあって、下のほうに「西伊豆 14.11.22」と書かれている。二段式の天井は高く、窓も大きくとられている。男湯は東側だが、西日が十分に入ってくる。
浴槽は全部で4槽。奥壁と外壁に沿って配置されている。
奥壁は境壁から外壁まで1つの浴槽で占められているが、内部はいくつかの部分に区切られている。左端は深湯で、手前が円筒形のボディジェット、奥がハイパワージェットとなっている。ハイパワージェットは左から右へ非常に強く噴き出していて、水流が浴槽の右半分まで届いている。中間部はバイブラ浅湯で、奥壁からジェットが噴き出している。ハイパワージェットほどではないが、この水流もなかなか強い。右端は電気風呂である。大きさはボディジェットとハイパワージェットが各1人分、中間部は5~6人分、電気風呂は2~3人分だろう。湯温計は40°Cを指していたが体感上は43°Cぐらいだろう。適温なのだがはじめは少しチリチリした。
外壁側は奥から薬風呂、低温塩風呂、水風呂の3槽。薬風呂は2人分の大きさで、この日は「奥飛騨天然湯の花」。白濁していて硫黄のような匂いがある。湯温計は40°Cで体感上もこの程度。低温塩風呂は塩を溶かした湯なのであろう。無色無臭。味の確認はしなかった。大きさは2人分。ここも湯温計、体感とも40°C。水風呂は薬風呂および低温塩風呂と大きさは同じだが使用状況を考えると1人分だろう。
サウナ室は外壁側、脱衣所に食い込むように設けられている。中を覗いたところでは3~4人分の大きさと思われる。
桶は黄色ケロリン、椅子は市販型であった。カラン配置は男女境壁側より6+(6+6)+(6+0)で、第2島カラン列の裏側(外壁側浴槽の前)の床には石が敷きつめられていて、足裏を刺激する。カランは全箇所シャワーヘッド付きだが、浴用品を置くスペース(奥行)が10cmほどしかなく、少し不便だ。なお、シャワーブースが境壁に2つある。
駐車場はなく、駐輪場も特に指定されたスペースはない。建物右側(東側)の壁沿いに置くことはできそうだが、できれば正面入口の近くに置きたい。ただし、通路が狭いので通行の邪魔にならないよう注意する必要がある。
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「シルバーウィーク」の5連休は終わっているが、この週末にかけてまだ休みの人もいるのだろう。このためもあってか、林泉湯はたくさんの客で賑わっていた。
この日は少し身体がだるかったので長距離は避けたものの、湯に浸かり、ペダルを回しているうちに心地よい疲れに変わっていった。
「出掛けてよかった」という思いとともに、「奥飛騨天然湯の花」の匂いは自宅に戻ってもまだわたしの身体に残っていた。
林泉湯 (杉並15番)
東京都杉並区天沼1-13-12
03-3392-2744
営業時間 15:00~26:00
定休日 木曜
サウナ追加料金 200円
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