ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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前回から1か月以上も間が空いてしまった。景気がいくぶん回復してきたのだろうか、先月の後半から昨日あたりまで仕事が忙しかったのだ。とは言っても休みがまったくなかったわけではないし、銭湯に行こうと思えば行けた。では、なぜこんなにブランクが長くなってしまったのか? 答えは「花粉症」。この季節はどうしても自転車に乗るのを躊躇してしまうのだ。
しかし、だからといって、まったく乗らないのはよくない。「そんなに遠くでなければ大丈夫だろう」ということで、久しぶりの「ツール・ド・銭湯2010」第4ステージは3月18日(木)、府中市の「藤の湯」。
藤の湯は武蔵境と是政を結ぶ西武多摩川線の多磨駅の近くにある。この多磨駅、以前は「多磨墓地前」という名称であった。さらに京王線には「多磨霊園」という駅があり、改称前はどっちがどっちだが即座に理解できないことがしばしばであった。
余談はさておき、ビルの中(多くの場合1階部分)に同居している銭湯を「ビル銭湯」略して「ビル銭」、特にビルがマンションの場合を「マンション銭湯」、同じく略して「マン銭」というらしいが、藤の湯の場合はいわば「ビジホ銭」である。「グランドール府中」というビジネスホテルと同居しているのだ。
建物は外観がまだ新しい7階建ての立派なビルである。正面中央がホテル、右が藤の湯の入口である。藤の湯の入口は壁面に浴場名が刻まれているだけで、暖簾はない。
自動ドアを入ると小さな三和土があり、券売機が置かれている。ホテルの宿泊客は無料で利用できるようだが、もちろん一般客も450円を支払えば利用することができる。
三和土の先はロビーとフロントになっていて、雰囲気はビジネスホテル風である。下足箱は三和土を上がった左側にあるが、一般の銭湯にあるものとは違い、ロビーの内装に合わせたデザインだ。
男女はロビーから見てフロントの手前と奥とに別れる。男湯は手前側。脱衣所の入口には暖簾が掛かっている。
脱衣所はこれまで訪れた銭湯のなかで最も狭い。備付品はアナログ体重計、扇風機、長椅子。洗面台にはハンドソープとティッシュペーパーが置かれている。ドライヤーが1つあるが、使用料を入れる箱がない。無料で使えるようだ。
ロッカーは一般客用のものは8列×2段、4列×2段の計24箱。一般的な銭湯の3:4型と比べると幅と奥行は同じくらいだが高さは1.5倍ほどある。最下段は縦長型の箱であるが、すべて施錠された状態になっている。
ロッカーは100円硬貨を使用するコインリターン式なので、入浴料のほかに100円硬貨を1つ用意しておくことをおすすめする。
脱衣所もそうだが、浴室は奥に向かって間口が広がっていく形状である。入口のすぐそばからカランが並んでいて、数は男女境壁側が4、外壁側が8。それぞれハンドシャワー付きで、緑色のやや高めの椅子と同色の洗面器が用意されている。シャンプー類は置かれていない。シャワーブースは男女境壁側に1か所。
浴槽は大小合わせて2つ。大きいほうは7~8人はゆったり浸かれるスペースに加え、男女境壁側にSUS枕付きの寝湯2人分、背面からのみ水流が出るジェット湯と、ほぼ全方向から水流が出るボディジェット湯が各1人分ある。ジェット湯とボディジェット湯は深湯になっている。ジェット湯のほうを試してみたが水流はかなり強く、手すりにつかまっていないと耐えられない。湯温計は44°Cを指していたが体感的には42°Cぐらい。地下水を使用しているそうで肌ざわりがやわらかい。
小さい浴槽は低温槽のようだが、先客がずーっと入っていたので湯温などの詳細を確認することはできなかった。なお、サウナはない。
駐輪場は建物の右側にある
藤の湯来客用の駐輪場は建物右側の壁沿いにある。あまり広くはなく、スタンドレス車を置くのは難しい。
藤の湯はビジネスホテルの大浴場といった雰囲気が濃く、いわゆる風情、情緒といったものは望めない。しかし、銭湯がどんどん廃業していく昨今にあっては、より大きな施設の付帯施設でありながら一般客も受け入れるという形態は、絶滅を防ぐ1つのモデルとなるかもしれない。
藤の湯 (府中9番)
東京都府中市朝日町2-27-20
042-361-4422
営業時間 16:00~23:00
定休日 月曜
しかし、だからといって、まったく乗らないのはよくない。「そんなに遠くでなければ大丈夫だろう」ということで、久しぶりの「ツール・ド・銭湯2010」第4ステージは3月18日(木)、府中市の「藤の湯」。
藤の湯は武蔵境と是政を結ぶ西武多摩川線の多磨駅の近くにある。この多磨駅、以前は「多磨墓地前」という名称であった。さらに京王線には「多磨霊園」という駅があり、改称前はどっちがどっちだが即座に理解できないことがしばしばであった。
余談はさておき、ビルの中(多くの場合1階部分)に同居している銭湯を「ビル銭湯」略して「ビル銭」、特にビルがマンションの場合を「マンション銭湯」、同じく略して「マン銭」というらしいが、藤の湯の場合はいわば「ビジホ銭」である。「グランドール府中」というビジネスホテルと同居しているのだ。
建物は外観がまだ新しい7階建ての立派なビルである。正面中央がホテル、右が藤の湯の入口である。藤の湯の入口は壁面に浴場名が刻まれているだけで、暖簾はない。
自動ドアを入ると小さな三和土があり、券売機が置かれている。ホテルの宿泊客は無料で利用できるようだが、もちろん一般客も450円を支払えば利用することができる。
三和土の先はロビーとフロントになっていて、雰囲気はビジネスホテル風である。下足箱は三和土を上がった左側にあるが、一般の銭湯にあるものとは違い、ロビーの内装に合わせたデザインだ。
男女はロビーから見てフロントの手前と奥とに別れる。男湯は手前側。脱衣所の入口には暖簾が掛かっている。
脱衣所はこれまで訪れた銭湯のなかで最も狭い。備付品はアナログ体重計、扇風機、長椅子。洗面台にはハンドソープとティッシュペーパーが置かれている。ドライヤーが1つあるが、使用料を入れる箱がない。無料で使えるようだ。
ロッカーは一般客用のものは8列×2段、4列×2段の計24箱。一般的な銭湯の3:4型と比べると幅と奥行は同じくらいだが高さは1.5倍ほどある。最下段は縦長型の箱であるが、すべて施錠された状態になっている。
ロッカーは100円硬貨を使用するコインリターン式なので、入浴料のほかに100円硬貨を1つ用意しておくことをおすすめする。
脱衣所もそうだが、浴室は奥に向かって間口が広がっていく形状である。入口のすぐそばからカランが並んでいて、数は男女境壁側が4、外壁側が8。それぞれハンドシャワー付きで、緑色のやや高めの椅子と同色の洗面器が用意されている。シャンプー類は置かれていない。シャワーブースは男女境壁側に1か所。
浴槽は大小合わせて2つ。大きいほうは7~8人はゆったり浸かれるスペースに加え、男女境壁側にSUS枕付きの寝湯2人分、背面からのみ水流が出るジェット湯と、ほぼ全方向から水流が出るボディジェット湯が各1人分ある。ジェット湯とボディジェット湯は深湯になっている。ジェット湯のほうを試してみたが水流はかなり強く、手すりにつかまっていないと耐えられない。湯温計は44°Cを指していたが体感的には42°Cぐらい。地下水を使用しているそうで肌ざわりがやわらかい。
小さい浴槽は低温槽のようだが、先客がずーっと入っていたので湯温などの詳細を確認することはできなかった。なお、サウナはない。
駐輪場は建物の右側にある
藤の湯来客用の駐輪場は建物右側の壁沿いにある。あまり広くはなく、スタンドレス車を置くのは難しい。
藤の湯はビジネスホテルの大浴場といった雰囲気が濃く、いわゆる風情、情緒といったものは望めない。しかし、銭湯がどんどん廃業していく昨今にあっては、より大きな施設の付帯施設でありながら一般客も受け入れるという形態は、絶滅を防ぐ1つのモデルとなるかもしれない。
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藤の湯 (府中9番)
東京都府中市朝日町2-27-20
042-361-4422
営業時間 16:00~23:00
定休日 月曜
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