ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2009」第42ステージは11月26日(木)、川崎市麻生(あさお)区の「松葉浴場」。小田急線百合ヶ丘駅の南、徒歩約10分のところにある麻生区ただ1軒の銭湯だ。
松葉浴場は小高い丘の上にあるコンクリート造り。「サウナ」の大きなネオンサインが目印だ。
下足箱はSakuraG、下足板はプラスチック製。自動ドアを入ると正面にロビー、左にフロントがある。フロントはご主人。ものすごく親切そうな方だ。
料金を支払い、フロント右側の暖簾をくぐって男湯の脱衣所へ入る。繰り返しになるが、神奈川県の公衆浴場入浴料金は東京都と同じ450円である。
脱衣所は広々としている。ほとんどすべての壁面にロッカーが配置されていて、一般客用が96箱あり、すべて3:4型である。このほかに月極めロッカーもある。主な備付品はドライヤー(20円)×2、デジタル体重計、ソフトドリンクの自動販売機、テレビである。テーブルと椅子もあるが、テーブルの上には灰皿が置かれている。しばらく東京都内の銭湯をめぐってからこの光景を見ると違和感を覚えるとともに、ここが神奈川県の銭湯であることを改めて認識した。
浴室は間口が非常に広い。奥壁と右側(外壁)がガラス張りになっている。奥は塀がすぐ近くにあるので外は見えないが、右側は露天風呂になっていて光が差し込んでくる。
桶は黄色ケロリン、椅子は業務用丸型。天井には太いコンクリートの梁が通っている。伝統的な二段屋根ほどの高さはないが、ところどころに湯気抜きが設けられている。
カラン配置は男女境壁側から7+(6+6)+(5+3)。最も外壁側にある3か所のうちの2か所を除いてシャワーヘッド付き。さらに(6+6)の島カランの側面にはハンドシャワーが付いている。
松葉浴場には多種の浴槽がある。奥壁は向かって左から寝ジェット2人分、高温槽(深湯)4人分、座ジェット3人分。右奥角から外壁に沿ってラドン温浴(円形浴槽)が最も大きく5~6人分、それに2人分ほどの角形浴槽がつながっている。1~2人分のでんき風呂と2人分ほどの水風呂が露天風呂へのドアを挟んで配置されている。水風呂は天然の地下水(軟水)を使用しているそうだ。
湯温計は円形のラドン浴槽のところに付いていて、38°Cを指していた。ラドン温浴は5~10分入浴することで効果を得るものなので、ややぬるめがいいのだ。高温槽は他の浴槽よりは高温だが体感的には42°Cぐらいだ。脱衣所側の壁はサウナ室となっている。
露天は4人分ほどの浅湯に1人分の打たせ湯があり、こちらも軟水を使用している。打たせ湯は3メートルほどの高さにある管から湯が真下に噴き出し、水面では激しい水しぶきが大きな音を立てて飛び散っている。いつも凝りがちな肩に当ててみたがなかなかの水圧である。衝立には「頭にうたせるのはやめてください」という注意書きがある。頭に当てて即時に危険が及ぶほどの強さではないが、やらないほうが賢明だろう。なお、近隣の騒音防止のため露天は22時までの利用である。
シャワーブースは男女境壁側に3か所あるが、いずれもハンドシャワーが2式あり、一方が硬水、もう一方が軟水である。軟水を浴びてみたがヌルスベ感がある。湯上りに浴びて出るとよいだろう。
ロビーは広く、ソファーやテレビ、飲み物の販売ケース(ビールもあり)が置かれている。おや、と思ったのがプリペイドカード式の券売機である。ロビーにある松葉浴場のカラー刷りパンフレットによると、日本の銭湯としては初めて導入したシステムで、入浴料はもちろん牛乳もこのカードで買えるらしい。プレミアム付きなので常連客にはお得なサービスだ。
そしてもうひとつすごいものを見つけた。ご主人が元総理大臣の小泉純一郎氏と一緒に写っている写真である。ご主人は社会貢献活動をなさっていて、その活動が表彰された際に撮影されたもののようだ。写真に写っている小泉氏のデスクには「厚生大臣」とあるから十年と少し前のものだろう。
広い駐車場。10台ほど停められるが、これでも縮小されたそうだ。多摩ナンバーのクルマも停まっていて、広い地域から常連さんが来ていることを窺わせる。
自転車は入口周辺に置くことができるがスタンドレスだと少々きつい。入口左側の壁に立てかけるか、照明の支柱にくくりつけるかだろう。
駐車場は建物の裏手にある。結構広くて10台分ほどもあるが、周囲に坂が多いのでクルマで来る人の割合は多いと思う。よって空いている可能性はあまり高くないかもしれない。
今回の走行ルートは川崎街道の塚戸交差点から読売ランド前駅方面に向かい、読売ランド前駅からは県道3号を町田方面へ少し走り、百合ヶ丘駅の東側の踏切を渡って住宅地を南下というものだが、そのほとんどが上り坂である。
塚戸交差点の先の西菅団地入口から寺尾台住宅入口までは徐々に勾配が増す(最大で10%ぐらい?)短い坂、読売ランド前駅からは緩やかな長い坂となっている。
帰りは当然下りが主体になるので楽だ。塚戸まで10分ほどで戻れる。
松葉浴場
神奈川県川崎市麻生区百合丘3-3-5
044-951-2683
営業時間 火~金 14:00~25:00、土 10:00~25:00、日・祝 8:00~25:00
定休日 月曜(祝祭日を除く)
サウナ 300円(追加料金)
松葉浴場は小高い丘の上にあるコンクリート造り。「サウナ」の大きなネオンサインが目印だ。
下足箱はSakuraG、下足板はプラスチック製。自動ドアを入ると正面にロビー、左にフロントがある。フロントはご主人。ものすごく親切そうな方だ。
料金を支払い、フロント右側の暖簾をくぐって男湯の脱衣所へ入る。繰り返しになるが、神奈川県の公衆浴場入浴料金は東京都と同じ450円である。
脱衣所は広々としている。ほとんどすべての壁面にロッカーが配置されていて、一般客用が96箱あり、すべて3:4型である。このほかに月極めロッカーもある。主な備付品はドライヤー(20円)×2、デジタル体重計、ソフトドリンクの自動販売機、テレビである。テーブルと椅子もあるが、テーブルの上には灰皿が置かれている。しばらく東京都内の銭湯をめぐってからこの光景を見ると違和感を覚えるとともに、ここが神奈川県の銭湯であることを改めて認識した。
浴室は間口が非常に広い。奥壁と右側(外壁)がガラス張りになっている。奥は塀がすぐ近くにあるので外は見えないが、右側は露天風呂になっていて光が差し込んでくる。
桶は黄色ケロリン、椅子は業務用丸型。天井には太いコンクリートの梁が通っている。伝統的な二段屋根ほどの高さはないが、ところどころに湯気抜きが設けられている。
カラン配置は男女境壁側から7+(6+6)+(5+3)。最も外壁側にある3か所のうちの2か所を除いてシャワーヘッド付き。さらに(6+6)の島カランの側面にはハンドシャワーが付いている。
松葉浴場には多種の浴槽がある。奥壁は向かって左から寝ジェット2人分、高温槽(深湯)4人分、座ジェット3人分。右奥角から外壁に沿ってラドン温浴(円形浴槽)が最も大きく5~6人分、それに2人分ほどの角形浴槽がつながっている。1~2人分のでんき風呂と2人分ほどの水風呂が露天風呂へのドアを挟んで配置されている。水風呂は天然の地下水(軟水)を使用しているそうだ。
湯温計は円形のラドン浴槽のところに付いていて、38°Cを指していた。ラドン温浴は5~10分入浴することで効果を得るものなので、ややぬるめがいいのだ。高温槽は他の浴槽よりは高温だが体感的には42°Cぐらいだ。脱衣所側の壁はサウナ室となっている。
露天は4人分ほどの浅湯に1人分の打たせ湯があり、こちらも軟水を使用している。打たせ湯は3メートルほどの高さにある管から湯が真下に噴き出し、水面では激しい水しぶきが大きな音を立てて飛び散っている。いつも凝りがちな肩に当ててみたがなかなかの水圧である。衝立には「頭にうたせるのはやめてください」という注意書きがある。頭に当てて即時に危険が及ぶほどの強さではないが、やらないほうが賢明だろう。なお、近隣の騒音防止のため露天は22時までの利用である。
シャワーブースは男女境壁側に3か所あるが、いずれもハンドシャワーが2式あり、一方が硬水、もう一方が軟水である。軟水を浴びてみたがヌルスベ感がある。湯上りに浴びて出るとよいだろう。
ロビーは広く、ソファーやテレビ、飲み物の販売ケース(ビールもあり)が置かれている。おや、と思ったのがプリペイドカード式の券売機である。ロビーにある松葉浴場のカラー刷りパンフレットによると、日本の銭湯としては初めて導入したシステムで、入浴料はもちろん牛乳もこのカードで買えるらしい。プレミアム付きなので常連客にはお得なサービスだ。
そしてもうひとつすごいものを見つけた。ご主人が元総理大臣の小泉純一郎氏と一緒に写っている写真である。ご主人は社会貢献活動をなさっていて、その活動が表彰された際に撮影されたもののようだ。写真に写っている小泉氏のデスクには「厚生大臣」とあるから十年と少し前のものだろう。
広い駐車場。10台ほど停められるが、これでも縮小されたそうだ。多摩ナンバーのクルマも停まっていて、広い地域から常連さんが来ていることを窺わせる。
自転車は入口周辺に置くことができるがスタンドレスだと少々きつい。入口左側の壁に立てかけるか、照明の支柱にくくりつけるかだろう。
駐車場は建物の裏手にある。結構広くて10台分ほどもあるが、周囲に坂が多いのでクルマで来る人の割合は多いと思う。よって空いている可能性はあまり高くないかもしれない。
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今回の走行ルートは川崎街道の塚戸交差点から読売ランド前駅方面に向かい、読売ランド前駅からは県道3号を町田方面へ少し走り、百合ヶ丘駅の東側の踏切を渡って住宅地を南下というものだが、そのほとんどが上り坂である。
塚戸交差点の先の西菅団地入口から寺尾台住宅入口までは徐々に勾配が増す(最大で10%ぐらい?)短い坂、読売ランド前駅からは緩やかな長い坂となっている。
帰りは当然下りが主体になるので楽だ。塚戸まで10分ほどで戻れる。
松葉浴場
神奈川県川崎市麻生区百合丘3-3-5
044-951-2683
営業時間 火~金 14:00~25:00、土 10:00~25:00、日・祝 8:00~25:00
定休日 月曜(祝祭日を除く)
サウナ 300円(追加料金)
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