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ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2009」第28ステージは8月27日(木)。この日はカラッとした晴天だったので、緑の中ゆっくりとペダルを漕ぎたくて多摩湖自転車道を走ることにした。

多摩湖自転車道は、五日市街道と井ノ頭通りが交わる関前五丁目交差点から多摩湖までを結ぶ全長約22kmの自転車歩行者専用道路である。自転車歩行者専用道路なのでクルマやオートバイが通らないから安全ではあるが、時間によっては下校途中の小学生など歩行者が多いことがあるので注意が必要である。また頻繁に現れる一般道との交差箇所にはクルマ止めが設置されている。そのため、今回のように道路わきの風景を楽しみながらゆっくりと走るのに向いたサイクリングコースである。

さて、今回の目的地に選んだのは東村山市の「双葉湯」。多摩湖自転車道が通る八坂駅から府中街道を北上、八坂小前交差点を左折してすぐのところにある。

双葉湯


今回の銭湯の屋号であるが、東京都浴場組合のウェブサイトでは「双葉湯」となっているが、以前は「ニュー双葉湯」であったらしい。入口の上には「双葉湯」という文字があるが、よく見ると「ニュー」の部分が消されている。伝統的な二段屋根、破風造りの建物は新しくないので「ニュー」を取ったのだろうか…。そんなわけないよな。

以前は「ニュー双葉湯」であった
「ニュー」が取り去られている

ふくろう柄の暖簾をくぐって中に入る。下足箱は松竹錠、下足板は木製だ。自動ドアを入るとロビーになっていてテレビと長椅子が置かれているが広くなく、またフロントのすぐ前にあるので寛げる感じではない。

ふくろう柄の暖簾


フロントの左右が脱衣所への入口で、男湯は左側。十分な広さがある脱衣所にはベンチとテーブル、古いマッサージチェア、HOKUTOWのアナログ体重計、ドライヤー×1、脱衣カゴと基本的な備付品のほかに、変わったものとしてマッサージベッドがあった。これは大人1人がようやく横になれるサイズのベッドで、説明によればベッド内のローラーが前後に移動してマッサージしてくれるもののようだ。

ロッカーはシリンダー錠式のもので5列×2段と11列×3段の計43箱。ただし1箱は使用不能の状態。大きさは幅約30cm×高さ約35cmとやや小さめ。ドイター・スーパーバイクはどうにか収まった。

風呂の種類(クリックすると大きな画像が見られます)
サウナ・水風呂はない

浴室も広い。目測なのであてにならないが、間口8m×奥行10mぐらいか。壁の上のほうと天井は木でできているように見えるが、その他の部分は全面タイル張りで、ペンキ画はない。

桶は黄色ケロリン、椅子はプラスチック製の丸型。外壁側には改修して後から付け加えられたと思われる岩風呂がある。高さ2mはある岩山から湯が流れ込んでいる。壁と屋根があって露天にはなっていないが圧迫感はない。湯温計はないが体感としては40°C前後か。

カラン配置は男女境壁より8+(3+3)+(5+0)。全箇所シャワーヘッド付き。加えて岩風呂のスペースにもカランが2つあるが、これにはシャワーヘッドは付いていない。

浴槽は4つ。外壁側にあるのが低周波電気風呂。ビリビリくる例のやつだ。大きさは2人分。この浴槽は改修して設置されたものと思われる。というのもこの浴槽の左側の壁、岩風呂のカランのちょうど裏にあたる部分に鏡が2枚あり、その上にはプラグで閉じられた水管があるからだ。

その右隣は寝風呂。底がリクライニングチェアのようになっているバイブラ浴槽だ。SUS水冷枕が付いているが水は流れていなかった。これも大きさは2人分。湯温計が付いていて41°Cを指していた。

さらに右隣は座風呂。底が椅子のようになっているジェット深湯だ。これも2人分。湯温計は42°C。

そして、座風呂の前にあるのが1~2人分の大きさの浴槽で、座風呂と(3+3)の島カランとをつないでいる。島カラン側にある給湯口から湯が注がれていて底には何らかの仕掛け(おそらくバイブラ)があるが動作していなかった。湯温計はないが42°Cぐらいだと思う。

シャワーブースが境壁側に1つあるが、これがちょっと変わっている。普通はシャワーヘッドが1つで湯の栓と水の栓が1つずつあるのであるが、ここのは湯のシャワーヘッドと水のシャワーヘッドが1つずつあって、水の出るほうが湯の出るシャワーヘッドのほうに若干向いている。つまり空中で湯と水を混ぜて温度調節するということである。ちゃんと混ざるのか疑問だ。

営業案内
定休日に注意

営業時間(終了時間)と定休日については東京都浴場組合ウェブサイトでの情報と若干異なっている。

双葉湯に駐車場はない。駐輪場は入口の右側に屋根付きのスペースがある。スタンドレスでも支柱や壁に立てかければ大丈夫。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

わたしが行ったとき、双葉湯はかなりすいていた。男湯だけでなく女湯も状況は同じようだった。

あまり混んでいるのも落ち着かないが、常連さん同士の話し声がまったく聞こえないのもなんか寂しい。

だが、双葉湯にはいい岩風呂がある。普段はもっと賑わっていることを願う。

【追記】
双葉湯は、東京都浴場組合ウェブサイトの「廃業浴場リスト」に2010年4月30日付けで掲載されました。

双葉湯 (東村山2番)
東京都東村山市栄町3-32-11
042-391-1547
営業時間 15:30~22:00
定休日 火曜、第1金曜、第3火曜・水曜は連休


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ここに記載されている内容は、浴場訪問時または記事投稿時に得た情報に基づいています。浴場の営業時間、定休日、設備など、現在のものと異なっている場合があります。
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