ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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久しぶりに、本当に久しぶりに銭湯に行ってきた。
生活環境が変わってからというもの、忙しい日が続いている。そのせいで身体は常に疲れ気味なのだが、暖かくなってきたので湯冷めもしにくいだろうし、なにより気分転換が必要だろう、ということで銭湯めぐりを再開することにした。
さて、「ツール・ド・銭湯2013」第1ステージは…、と言いたいところだが、昨年までのように自転車で行ったのではなく、仕事帰りに寄り道しての銭湯めぐりなので、「ステージ」と呼ぶのは気が引ける。というわけで(どうでもいいことかもしれないが)「ツール・ド・銭湯2013」 "第1湯" は4月12日(金)、世田谷区の「新寿湯(しんことぶきゆ)」。
新寿湯は、環七通りのすぐ近くにある(面してはいない)。小田急小田原線世田谷代田駅から徒歩3分、京王井の頭線新代田駅から徒歩4分と、なかなか交通の便がよいところにある。
この日は新代田駅から向かった。駅を出たら左へ。夜の環七は思っていたより暗い。19時を回ると目立つのは飲食店、特にラーメン店の灯りが目立つ。東急バスの代田四丁目停留所を過ぎ、(駅前のものを含めて)2つ目の信号を左に折れて到着。薄暗い中、入口の明かりに照らされた暖簾を見るとほっとする。
新寿湯の建物は2階建て。1階部分は浴場と不動産屋の店舗(事務所)、2階は住居(アパート?)となっている。新寿湯の入口は道路から奥まったところにあって、前にはベンチと灰皿が置かれている。
入口上には金文字で「新寿湯」の装飾があり、その下には「ゆ」の暖簾。右下に「男」、左下に「女」とあるので、オーダーメイドしたものだろう。暖簾をくぐると「いらっしゃいませ」という電子音声が鳴る。
新寿湯は番台式である。木札の下足箱に靴を入れ、男湯の引き戸を開けて中へ。番台にはおかみさん。大鏡になっている男女境壁の上に置かれた液晶テレビでフィギュアスケートを観ている。3間四方ほどの脱衣所にあるのはアナログ体重計、飲み物の販売ケース、浴用品販売ケース、ドライヤー(20円)、椅子2脚、ソファー1脚。そして浴室出入口の脇にはプラスチックカゴが置かれていて、中にはシャンプーやボディソープのボトルが何本か入っている。近くに「無駄のないように使ってください」といった趣旨の貼り紙があるので、新寿湯が客のために用意したもののようだ。ロッカーは外壁に12列×3段と5列×2段×2面の島ロッカー。全箱3:4型のSakura II。カギはアルミ板。
浴室の奥行は5間から6間。全体的に茶色基調のタイル張りで、奥壁には濃淡のグラデーションが描かれている。抽象的な図案で、何を表現しているのかははっきりしないが、わたしには山の稜線のように見えた。
黄色ケロリン桶と青いプラ角椅子を取ってカランへ。カラン配置は6+(5+5)+6。シャワーヘッドがあるのは両壁のカランのみ。シャワーブースが男女境壁に1つ。サウナはない。
浴槽は内部に仕切りのない1槽式。6~7人が足を伸ばして入れる大きさで、黄緑色の湯で満たされている。向かって右側にジェット噴出口が3人分ある。他のいくつかの銭湯のように浴槽内部が仕切られていて白湯と薬湯が楽しめるようになっていたり、バイブラやリラックスバスなどさまざまな仕掛けがあるのも悪くないが、わたしは大きな浴槽がどーんと広がっているのが好きである。
浴槽に足を入れる。熱い。壁の湯温計は42°Cあたりを指しているが、43~44°Cぐらいに感じる。少しすると慣れてきたので身体を沈めたが、あまり長くは浸かっていられない。浴槽から出ると身体が赤くなっている。さっきまで湯に浸かっていた相客の1人も同じである。
身体を洗い、シャンプーをして、再び浴槽へ。湯に浸かりながら上を見ると、天井は伝統的な二段式ではないが、浴室中央部が三角形に突き上がっていて、天井高は十分に確保されている。だが、いわゆるビル銭湯でこの天井の形状は珍しい。建物の外観には古さをあまり感じないにもかかわらず、番台銭湯であることをちょっと不思議に思っていたのだが、もしかすると古くからあった銭湯に事務所と住居部分を増築したのかも知れない。
脱衣所に戻り、ゆっくりと服を着て新寿湯を出た。来たときよりも気温が少し下がったようだ。写真を数枚撮って新代田駅へ向かった。
今回、自転車をまったく使わずに銭湯めぐりをした。「自分の足で来た」という達成感はないが、だからといって銭湯の楽しみが減るわけではない。次はどこへ行こうかともう考えている。
新寿湯 (世田谷6)
東京都世田谷区代田5-11-7
03-3414-7872
営業時間 16:00~24:30
定休日 月曜(祝日、第5月曜は営業)
『1010』なし
生活環境が変わってからというもの、忙しい日が続いている。そのせいで身体は常に疲れ気味なのだが、暖かくなってきたので湯冷めもしにくいだろうし、なにより気分転換が必要だろう、ということで銭湯めぐりを再開することにした。
さて、「ツール・ド・銭湯2013」第1ステージは…、と言いたいところだが、昨年までのように自転車で行ったのではなく、仕事帰りに寄り道しての銭湯めぐりなので、「ステージ」と呼ぶのは気が引ける。というわけで(どうでもいいことかもしれないが)「ツール・ド・銭湯2013」 "第1湯" は4月12日(金)、世田谷区の「新寿湯(しんことぶきゆ)」。
新寿湯は、環七通りのすぐ近くにある(面してはいない)。小田急小田原線世田谷代田駅から徒歩3分、京王井の頭線新代田駅から徒歩4分と、なかなか交通の便がよいところにある。
この日は新代田駅から向かった。駅を出たら左へ。夜の環七は思っていたより暗い。19時を回ると目立つのは飲食店、特にラーメン店の灯りが目立つ。東急バスの代田四丁目停留所を過ぎ、(駅前のものを含めて)2つ目の信号を左に折れて到着。薄暗い中、入口の明かりに照らされた暖簾を見るとほっとする。
新寿湯の建物は2階建て。1階部分は浴場と不動産屋の店舗(事務所)、2階は住居(アパート?)となっている。新寿湯の入口は道路から奥まったところにあって、前にはベンチと灰皿が置かれている。
入口上には金文字で「新寿湯」の装飾があり、その下には「ゆ」の暖簾。右下に「男」、左下に「女」とあるので、オーダーメイドしたものだろう。暖簾をくぐると「いらっしゃいませ」という電子音声が鳴る。
新寿湯は番台式である。木札の下足箱に靴を入れ、男湯の引き戸を開けて中へ。番台にはおかみさん。大鏡になっている男女境壁の上に置かれた液晶テレビでフィギュアスケートを観ている。3間四方ほどの脱衣所にあるのはアナログ体重計、飲み物の販売ケース、浴用品販売ケース、ドライヤー(20円)、椅子2脚、ソファー1脚。そして浴室出入口の脇にはプラスチックカゴが置かれていて、中にはシャンプーやボディソープのボトルが何本か入っている。近くに「無駄のないように使ってください」といった趣旨の貼り紙があるので、新寿湯が客のために用意したもののようだ。ロッカーは外壁に12列×3段と5列×2段×2面の島ロッカー。全箱3:4型のSakura II。カギはアルミ板。
浴室の奥行は5間から6間。全体的に茶色基調のタイル張りで、奥壁には濃淡のグラデーションが描かれている。抽象的な図案で、何を表現しているのかははっきりしないが、わたしには山の稜線のように見えた。
黄色ケロリン桶と青いプラ角椅子を取ってカランへ。カラン配置は6+(5+5)+6。シャワーヘッドがあるのは両壁のカランのみ。シャワーブースが男女境壁に1つ。サウナはない。
浴槽は内部に仕切りのない1槽式。6~7人が足を伸ばして入れる大きさで、黄緑色の湯で満たされている。向かって右側にジェット噴出口が3人分ある。他のいくつかの銭湯のように浴槽内部が仕切られていて白湯と薬湯が楽しめるようになっていたり、バイブラやリラックスバスなどさまざまな仕掛けがあるのも悪くないが、わたしは大きな浴槽がどーんと広がっているのが好きである。
浴槽に足を入れる。熱い。壁の湯温計は42°Cあたりを指しているが、43~44°Cぐらいに感じる。少しすると慣れてきたので身体を沈めたが、あまり長くは浸かっていられない。浴槽から出ると身体が赤くなっている。さっきまで湯に浸かっていた相客の1人も同じである。
身体を洗い、シャンプーをして、再び浴槽へ。湯に浸かりながら上を見ると、天井は伝統的な二段式ではないが、浴室中央部が三角形に突き上がっていて、天井高は十分に確保されている。だが、いわゆるビル銭湯でこの天井の形状は珍しい。建物の外観には古さをあまり感じないにもかかわらず、番台銭湯であることをちょっと不思議に思っていたのだが、もしかすると古くからあった銭湯に事務所と住居部分を増築したのかも知れない。
脱衣所に戻り、ゆっくりと服を着て新寿湯を出た。来たときよりも気温が少し下がったようだ。写真を数枚撮って新代田駅へ向かった。
今回、自転車をまったく使わずに銭湯めぐりをした。「自分の足で来た」という達成感はないが、だからといって銭湯の楽しみが減るわけではない。次はどこへ行こうかともう考えている。
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新寿湯 (世田谷6)
東京都世田谷区代田5-11-7
03-3414-7872
営業時間 16:00~24:30
定休日 月曜(祝日、第5月曜は営業)
『1010』なし
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