ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2010」第14ステージは、まだ残暑が厳しい8月27日(金)、目的地には武蔵野市を選んだ。
久しぶりの武蔵野市である。武蔵野市には吉祥寺という多摩地区最大級の繁華街がある。自宅から全然遠くなく、しかも駅の近くに銭湯があることも知っている。しかし、なぜか足が向かない街である。そして今回も吉祥寺からはちょっと離れたところにある番台銭湯に向かった。
その番台銭湯「虎の湯」は、駅からちょっと遠い。Yahoo!地図によれば、西武新宿線の西武柳沢駅から徒歩21分、同じく東伏見駅から23分、JR中央線の三鷹駅から23分となっている。
虎の湯の外観は番台銭湯らしくない。昔ながらの銭湯の建物といえば、やはり破風造りを思い浮かべるが、虎の湯はコンクリートのビルのようである。しかし、通りの向かい側から見ると、屋根の上に三角の部分があるのがわかる。伝統的な建物の周囲に壁を増設したようである。
入口部分はエメラルドグリーンに塗られていて、同色の庇がある。庇には「岩風呂」と書かれてあり、その上のコンクリートの部分には「虎の湯 岩風呂」という文字が埋め込まれている。
男湯は右側、下足板はプラスチック製である。半自動の引き戸を開けると番台。ご高齢のおかみさんが座っている。
入口横にあるサービス日の案内。毎週日曜日のほかに年数回のサービス日があり、中学生以下の入浴が無料となる。
脱衣所は広いほうだろう。伝統的な格天井である。ロッカーユニットはいずれも新しい。浴室対面の壁に縦長型が10列×1段、男女境壁の少し前に縦長型が6列×1段の片面島ロッカー、中央やや外壁寄りに3:4型が6列×2段の片面島ロッカー。縦長型がこれほどまでに用意されている銭湯は珍しい。このほかに脱衣カゴもいくつか置かれていた。
主な備付品はドライヤー×2、古いマッサージチェア×1、アナログ体重計、テレビ。大きな飲み物の販売ケースがあって、牛乳からビールまで充実の品揃えだ。また洗濯機が数台置かれていた。コインランドリーも隣にあるけれど。
東京都浴場組合のサイトでは営業時間は16:00~24:00となっているが、実際には23時までとなっている。
浴室は間口に比べ奥行が小さいので、男女境壁側に浴槽、奥壁と平行に島カランというレイアウトである。庇の文字の通り岩風呂があるが、浴槽だけではなく壁面のほとんどが岩で覆われている。男女境壁には五重の塔が建っていて、その下から湯が浴槽に勢いよく流れ込んでいる。かなり趣のある造りである。
奥壁にはペンキ画がある。ただし、壁に直接描かれているのではなくて、岩壁の上にペンキ画のパネルを据え付けたようになっている。題は「伊豆海岸」、日付は「平成十九年十一月十四日」と読める。サインは…「早川」。昨年4月にお亡くなりになられた早川利光氏の作品だ。虎の湯は浴室だけでなく、隣の駐車場にもペンキ画が4点掲げられているが、これらも早川氏の作品とのことだ。
浴槽はシンプルに1槽。ただし内部で2つに分けられている。向かって右側(奥壁側)は3人分ほどの大きさの深湯。左側は4~5人分の大きさで、ジェット噴出口が2人分ある。湯温計は43°Cを指していて、わたしには適温であった。桶は黄色無地、椅子は「п」型だが他の銭湯のものとはちょっと違う気がした。
カラン数は28。まず浴室に入ってすぐ左の壁に3、奥壁に3、外壁に5。島カランが2列あり、奥の列は(5+5)、手前の列は(3+4)。壁のカランはシャワーヘッドまたはハンドシャワー付き。浴槽は適温なのだがカランの湯は熱かった。シャワーブースは外壁側に1か所。サウナはない。
煙突。写真では暗くて見えないが「虎の湯」と書かれている。
ちなみに、虎の湯の向かいには「武蔵野天然温泉 湯らく」という日帰り温泉施設があるが、入館料が結構高いので普通の銭湯で十分満足できるわたしは「試しに行ってみるか」という気にはちょっとならない。でも料金が高いから周辺の銭湯との棲み分けができているのもおそらく事実だろう。
一見、工場の敷地のようにも見えるが、ここが駐車場らしい。ペンキ画はここにもある。
虎の湯 (武蔵野3番)
東京都武蔵野市八幡町3-1-21
0422-52-3029
営業時間 16:00~23:00
定休日 水曜
『1010』あり
久しぶりの武蔵野市である。武蔵野市には吉祥寺という多摩地区最大級の繁華街がある。自宅から全然遠くなく、しかも駅の近くに銭湯があることも知っている。しかし、なぜか足が向かない街である。そして今回も吉祥寺からはちょっと離れたところにある番台銭湯に向かった。
その番台銭湯「虎の湯」は、駅からちょっと遠い。Yahoo!地図によれば、西武新宿線の西武柳沢駅から徒歩21分、同じく東伏見駅から23分、JR中央線の三鷹駅から23分となっている。
虎の湯の外観は番台銭湯らしくない。昔ながらの銭湯の建物といえば、やはり破風造りを思い浮かべるが、虎の湯はコンクリートのビルのようである。しかし、通りの向かい側から見ると、屋根の上に三角の部分があるのがわかる。伝統的な建物の周囲に壁を増設したようである。
入口部分はエメラルドグリーンに塗られていて、同色の庇がある。庇には「岩風呂」と書かれてあり、その上のコンクリートの部分には「虎の湯 岩風呂」という文字が埋め込まれている。
男湯は右側、下足板はプラスチック製である。半自動の引き戸を開けると番台。ご高齢のおかみさんが座っている。
入口横にあるサービス日の案内。毎週日曜日のほかに年数回のサービス日があり、中学生以下の入浴が無料となる。
脱衣所は広いほうだろう。伝統的な格天井である。ロッカーユニットはいずれも新しい。浴室対面の壁に縦長型が10列×1段、男女境壁の少し前に縦長型が6列×1段の片面島ロッカー、中央やや外壁寄りに3:4型が6列×2段の片面島ロッカー。縦長型がこれほどまでに用意されている銭湯は珍しい。このほかに脱衣カゴもいくつか置かれていた。
主な備付品はドライヤー×2、古いマッサージチェア×1、アナログ体重計、テレビ。大きな飲み物の販売ケースがあって、牛乳からビールまで充実の品揃えだ。また洗濯機が数台置かれていた。コインランドリーも隣にあるけれど。
東京都浴場組合のサイトでは営業時間は16:00~24:00となっているが、実際には23時までとなっている。
浴室は間口に比べ奥行が小さいので、男女境壁側に浴槽、奥壁と平行に島カランというレイアウトである。庇の文字の通り岩風呂があるが、浴槽だけではなく壁面のほとんどが岩で覆われている。男女境壁には五重の塔が建っていて、その下から湯が浴槽に勢いよく流れ込んでいる。かなり趣のある造りである。
奥壁にはペンキ画がある。ただし、壁に直接描かれているのではなくて、岩壁の上にペンキ画のパネルを据え付けたようになっている。題は「伊豆海岸」、日付は「平成十九年十一月十四日」と読める。サインは…「早川」。昨年4月にお亡くなりになられた早川利光氏の作品だ。虎の湯は浴室だけでなく、隣の駐車場にもペンキ画が4点掲げられているが、これらも早川氏の作品とのことだ。
浴槽はシンプルに1槽。ただし内部で2つに分けられている。向かって右側(奥壁側)は3人分ほどの大きさの深湯。左側は4~5人分の大きさで、ジェット噴出口が2人分ある。湯温計は43°Cを指していて、わたしには適温であった。桶は黄色無地、椅子は「п」型だが他の銭湯のものとはちょっと違う気がした。
カラン数は28。まず浴室に入ってすぐ左の壁に3、奥壁に3、外壁に5。島カランが2列あり、奥の列は(5+5)、手前の列は(3+4)。壁のカランはシャワーヘッドまたはハンドシャワー付き。浴槽は適温なのだがカランの湯は熱かった。シャワーブースは外壁側に1か所。サウナはない。
煙突。写真では暗くて見えないが「虎の湯」と書かれている。
ちなみに、虎の湯の向かいには「武蔵野天然温泉 湯らく」という日帰り温泉施設があるが、入館料が結構高いので普通の銭湯で十分満足できるわたしは「試しに行ってみるか」という気にはちょっとならない。でも料金が高いから周辺の銭湯との棲み分けができているのもおそらく事実だろう。
一見、工場の敷地のようにも見えるが、ここが駐車場らしい。ペンキ画はここにもある。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
虎の湯 (武蔵野3番)
東京都武蔵野市八幡町3-1-21
0422-52-3029
営業時間 16:00~23:00
定休日 水曜
『1010』あり
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