ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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グランツールの1つ、ジロ・デ・イタリアが現在行われているが、その第3ステージで大変悲しい事故が起きた。レオパード・トレックのワウテル・ウェイラント選手(ベルギー)が下り坂で落車、死亡した。26歳だった。
その日のレースはそのまま続行されたが、翌日の第4ステージは成績を競わない追悼走行となった。そして第5ステージからは平常どおりのレースが行われている。
事故が起これば多くの場合無傷では済まないという点で、自転車は基本的には危険な乗り物だ。これはママチャリでも子供用自転車でも同じことだ。スポーツバイクだけが危険なわけではない。
さて、「ツール・ド・銭湯2011」第4ステージは5月18日(水)、目的地は武蔵野市の「三谷湯」。読み方は「みたにゆ」ではなく「さんやゆ」である。
三谷湯は境浄水場の近くにある銭湯だ。浄水場北東角の交差点のあたりから煙突が見える。最寄駅はJRの三鷹駅で、徒歩13分ほど。三谷湯は三谷通りにあるが、この通りは長さが500メートルほどの商店街で、けっこう活気がある。
16:10ごろ到着。道路沿いに自転車が数台停められている。上の写真からわかるように、建物の前にスペースがあるが、そこには1台の自転車も置かれていない。ここに自転車を置くことを禁止する掲示などは見当たらないし(パイロンは自動車の駐車を禁止するためのもの)、道路に駐輪するよりはこのスペースに置いたほうがいいと思うが、他の人に倣って道路の電柱脇に自転車を置いた。
道路からは少し高い段差があって、緩やかなスロープを上がったところが入口である。
三谷湯の建物は破風造り。古いものに違いない。入口には「三谷浴場」の文字が染め抜かれた暖簾が掛かっている。番台銭湯なので、暖簾をくぐったところで男女別になる。男湯は左側である。
下足箱は木札の「おしどり」。アルミサッシの扉(手動)を開け、番台のおかみさんに料金を支払う。
脱衣所は広い! 奥行3間×間口4間と思われるので24畳!? 床はピカピカだし、中央部には何も設置されていないので広さがさらに強調される。しかも濡れ縁に坪庭まである。なんだか嬉しくなってきた。
主な備付品はソフトドリンクの自販機、浴用品などの販売ケース、アナログ体重計、ドライヤー(20円)×1、長椅子。籐編みの脱衣カゴもある。ロッカーは外壁側に3:4型が15列×3段、「Oshidori」のロゴが入っている。箱は若干大きめで、ドイター・スーパーバイクが余裕で入った。
では浴室へ。床や壁は最近タイルを張り替えたのだろうか、推定される築年数のわりにはかなり新しく見える。椅子はグレーの「п」型、桶は黄色ケロリン。西向きの窓があり、近くに高い建物が無いので陽光がよく入る。天井は二段ではなくアーチ型。中央部に四角い穴がいくつか開いている。採光のための天窓か、照明器具が設置されているのだと思う。
奥壁にはペンキ画。山と湖が描かれていて、「北海道 大沼」と記されている。山頂部分の色使いが特徴的だ。
浴槽は奥壁に沿って2槽。向かって右は3~4人が入れる深湯、左は5人ほどが足を伸ばして入れる浅湯で、左側にジェットの噴出口が2人分あり、さらに中央あたりには口径のやや大きな穴があり、そこからも湯が出ている。それぞれの浴槽に湯温計があり、深湯は46°C、浅湯は44°Cを指しているが、体感では43°C前後と42°C前後。しかし、これら2槽は仕切りの下のほうにある穴でつながっている。
浴槽に入って脱衣所側を向くと、脱衣所と浴室との境のガラスに女性のエッチング画が施されている。「千夜一夜物語」がモチーフとなっているようだ。
湯に浸かりながらカランの数を数えていると、両壁のカラン列の長さは同じなのにカラン数が異なることに気が付いた。さらに注意して見ると、外壁側は男女境壁側にくらべてカランの間隔が十数センチ広いようだ。ちなみに、島カランの間隔は外壁側と同じに見える。
カラン配置は男女境壁側から7+(5+5)+6。島カランと両壁との間隔は贅沢なほど広い。シャワーヘッドがあるのは両壁のカランのみ。島カランには鏡もないが、ここを好んで使う人は少ないと思うので、敢えて島カランを選べば隣に気兼ねなく泡を流すことができるかもしれない。
三谷湯にはシャワーブース、サウナ、水風呂はない。わたしは番台銭湯独特の雰囲気やシンプルな構成の浴槽を存分に楽しんだ。
専用駐車場はないが、150メートルほど手前(三谷通りは一方通行)にコインパーキングがある。
三谷湯 (武蔵野5番)
東京都武蔵野市西久保2-27-15
0422-52-3553
営業時間 16:00~23:00
定休日 月曜
『1010』なし
その日のレースはそのまま続行されたが、翌日の第4ステージは成績を競わない追悼走行となった。そして第5ステージからは平常どおりのレースが行われている。
事故が起これば多くの場合無傷では済まないという点で、自転車は基本的には危険な乗り物だ。これはママチャリでも子供用自転車でも同じことだ。スポーツバイクだけが危険なわけではない。
さて、「ツール・ド・銭湯2011」第4ステージは5月18日(水)、目的地は武蔵野市の「三谷湯」。読み方は「みたにゆ」ではなく「さんやゆ」である。
三谷湯は境浄水場の近くにある銭湯だ。浄水場北東角の交差点のあたりから煙突が見える。最寄駅はJRの三鷹駅で、徒歩13分ほど。三谷湯は三谷通りにあるが、この通りは長さが500メートルほどの商店街で、けっこう活気がある。
16:10ごろ到着。道路沿いに自転車が数台停められている。上の写真からわかるように、建物の前にスペースがあるが、そこには1台の自転車も置かれていない。ここに自転車を置くことを禁止する掲示などは見当たらないし(パイロンは自動車の駐車を禁止するためのもの)、道路に駐輪するよりはこのスペースに置いたほうがいいと思うが、他の人に倣って道路の電柱脇に自転車を置いた。
道路からは少し高い段差があって、緩やかなスロープを上がったところが入口である。
三谷湯の建物は破風造り。古いものに違いない。入口には「三谷浴場」の文字が染め抜かれた暖簾が掛かっている。番台銭湯なので、暖簾をくぐったところで男女別になる。男湯は左側である。
下足箱は木札の「おしどり」。アルミサッシの扉(手動)を開け、番台のおかみさんに料金を支払う。
脱衣所は広い! 奥行3間×間口4間と思われるので24畳!? 床はピカピカだし、中央部には何も設置されていないので広さがさらに強調される。しかも濡れ縁に坪庭まである。なんだか嬉しくなってきた。
主な備付品はソフトドリンクの自販機、浴用品などの販売ケース、アナログ体重計、ドライヤー(20円)×1、長椅子。籐編みの脱衣カゴもある。ロッカーは外壁側に3:4型が15列×3段、「Oshidori」のロゴが入っている。箱は若干大きめで、ドイター・スーパーバイクが余裕で入った。
では浴室へ。床や壁は最近タイルを張り替えたのだろうか、推定される築年数のわりにはかなり新しく見える。椅子はグレーの「п」型、桶は黄色ケロリン。西向きの窓があり、近くに高い建物が無いので陽光がよく入る。天井は二段ではなくアーチ型。中央部に四角い穴がいくつか開いている。採光のための天窓か、照明器具が設置されているのだと思う。
奥壁にはペンキ画。山と湖が描かれていて、「北海道 大沼」と記されている。山頂部分の色使いが特徴的だ。
浴槽は奥壁に沿って2槽。向かって右は3~4人が入れる深湯、左は5人ほどが足を伸ばして入れる浅湯で、左側にジェットの噴出口が2人分あり、さらに中央あたりには口径のやや大きな穴があり、そこからも湯が出ている。それぞれの浴槽に湯温計があり、深湯は46°C、浅湯は44°Cを指しているが、体感では43°C前後と42°C前後。しかし、これら2槽は仕切りの下のほうにある穴でつながっている。
浴槽に入って脱衣所側を向くと、脱衣所と浴室との境のガラスに女性のエッチング画が施されている。「千夜一夜物語」がモチーフとなっているようだ。
湯に浸かりながらカランの数を数えていると、両壁のカラン列の長さは同じなのにカラン数が異なることに気が付いた。さらに注意して見ると、外壁側は男女境壁側にくらべてカランの間隔が十数センチ広いようだ。ちなみに、島カランの間隔は外壁側と同じに見える。
カラン配置は男女境壁側から7+(5+5)+6。島カランと両壁との間隔は贅沢なほど広い。シャワーヘッドがあるのは両壁のカランのみ。島カランには鏡もないが、ここを好んで使う人は少ないと思うので、敢えて島カランを選べば隣に気兼ねなく泡を流すことができるかもしれない。
三谷湯にはシャワーブース、サウナ、水風呂はない。わたしは番台銭湯独特の雰囲気やシンプルな構成の浴槽を存分に楽しんだ。
専用駐車場はないが、150メートルほど手前(三谷通りは一方通行)にコインパーキングがある。
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三谷湯 (武蔵野5番)
東京都武蔵野市西久保2-27-15
0422-52-3553
営業時間 16:00~23:00
定休日 月曜
『1010』なし
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