ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2009」第6ステージは5月15日(金)、武蔵村山市の「砂川湯(すながわゆ)」。武蔵村山市では唯一の銭湯だ。
銭湯ファンなどのサイトでは「第二砂川湯」という名称になっていることがある。かつてはその名称だったこともあり、加えてこの銭湯を経営しているのは株式会社第二砂川湯という企業であるが、東京都公衆浴場業生活衛生同業組合(東京都浴場組合)のウェブサイトでは「砂川湯」となっているのでここではその名称で呼ぶことにする。
同じく東京都浴場組合のウェブサイトでは「多摩都市モノレール 玉川上水駅 徒歩12分」となっているが、玉川上水駅からは2.3kmあり、とても徒歩12分で行ける距離ではない。モノレールで行かれる場合は桜街道駅または上北台駅で下車されることをおすすめする。
さて砂川湯、都営村山団地の西に南北に伸びる商店街の、エフマートとお茶屋さん(その隣が村山ホープ軒本店)の間の狭い路地を入ったところにある。
サイトでは定休日は隔週水曜と記載されているが、現在は左の写真のように毎週水曜となっているようだ。
砂川湯の外観はきれいだ。正面右側は隣の店舗に隠れてしまっているが、入口の左には駐輪スペースがある。しかもありがたいことに屋根付き! スタンドレスにお乗りの方は壁際の場所を譲ってもらおう。駐車場はさらに左に4台分ほどある。
砂川湯は番台式。男湯は右側だ。松竹錠の下足箱に靴を入れる。下足板は木製。番台は扉を入って真横か斜め前方にあるイメージだが、ここでは斜め後ろに振り返ってほしい。
番台は目鼻立ちのよいおかみさんだ。
脱衣所は5m×7mほどではないかと思う。ただ、男女の境側が大鏡になっていることと、脱衣所の中央部に何も置かれていないためか広く見える。
ロッカーは浴室の対面の壁に幅30cm×高さ40cm×奥行43cmのものが30箱。ドイターのスーパーバイクは斜めにすれば入る。床には脱衣カゴがいくつか。ロッカーの前には畳が敷かれている。
ロッカーは普通の大人が使いやすいであろう高さに3段のみで、床までは届いていない。ロッカーから床までのスペースには石鹸やタオルが入った常連客の洗面器が並べられている。
浴室は脱衣所の2倍ほどの広さ。外壁側は窓ガラスのため昼間は明るい。わたしは陽の光が差し込む浴室が好きだ。
イスと桶は白いプラスチック製のもの。以前は木製の桶を使用していたらしい。カラン配置は男女の仕切り壁側より4+(5+5)+6。全箇所シャワーヘッド付き。島カランと両壁とのスペースは広め。シャワーブースが仕切り壁側に2つある。
浴槽は3つ。向かって左から「高温」、「低温」、「中温」となっている。露天風呂やサウナはない。
低温槽(「39~40°C」という標示がある)は薬湯(紫根の湯)なのであとでのんびり入りたい、高温槽は熱すぎるだろう、ということで中温槽(「43~45°C」という標示がある)に入った。
中温槽は「バイタル温泉」という麦飯石を使用した風呂。湯温計は45°Cを指していた。中央に手すりがあるので足を伸ばして入れるのは2人まで。「手すりがなければ3人がゆったり入れるのに」と思うかもしれないが、底面の中央部から水流が勢いよく噴き出しているので、手すりがないと身体が流される。
ひと息おいて高温槽へ。1人が足を伸ばして入れる大きさだ。ここで長湯する人はまずいないのでこの大きさで十分だろう。実際わたしが来て以降は誰も入っていない。足先を入れてみる。熱い。しかしここで躊躇しているといつまで経っても入れないので思い切ってさらに足を入れる。おっと、深湯だ。湯温計は48°Cを指しているが体感的にはそれほどでもない。少し慣れてきた。とりあえず肩まで沈めてみる。う~ん、熱い。1分が限界。
間髪入れず低温槽へ。大きさは中温槽と同じだが手すりはない。湯温計は40°Cを示していた。
さらにひと息おいてから最も居心地のよかった中温槽でじっくり温まってから浴室を出た。脱衣所にはちょっと古いドライヤー×1、もっと古いマッサージチェア×1や体重計など昔ながらの備品に加え、ソファー×2、テーブル×1、そして小さな縁側などくつろぎのスペースも用意されている。特筆すべき設備は冷水機。これは本当に嬉しい。
砂川湯のおかみさんはすべての帰り客に「ありがとうございました。気をつけてお帰りください」と声をかけてくれる。お年寄りには自分を気遣う嬉しい言葉であるし、地方から出てきた学生には母親の言葉のように聞こえるだろう。そしてこれから十数キロを自転車で帰るわたしには何よりの交通安全祈願に聞こえた。
ありがとう、おかみさん。また来るよ。
少し離れたところにイオンモールむさし村山ミューがあるが、ここでは昔からの商店街にまだまだ活気がある。
砂川湯
東京都武蔵村山市学園3-68-1
042-562-0658
営業時間 15:00~23:00
定休日 水曜
大きな地図で見る
銭湯ファンなどのサイトでは「第二砂川湯」という名称になっていることがある。かつてはその名称だったこともあり、加えてこの銭湯を経営しているのは株式会社第二砂川湯という企業であるが、東京都公衆浴場業生活衛生同業組合(東京都浴場組合)のウェブサイトでは「砂川湯」となっているのでここではその名称で呼ぶことにする。
同じく東京都浴場組合のウェブサイトでは「多摩都市モノレール 玉川上水駅 徒歩12分」となっているが、玉川上水駅からは2.3kmあり、とても徒歩12分で行ける距離ではない。モノレールで行かれる場合は桜街道駅または上北台駅で下車されることをおすすめする。
さて砂川湯、都営村山団地の西に南北に伸びる商店街の、エフマートとお茶屋さん(その隣が村山ホープ軒本店)の間の狭い路地を入ったところにある。
サイトでは定休日は隔週水曜と記載されているが、現在は左の写真のように毎週水曜となっているようだ。
砂川湯の外観はきれいだ。正面右側は隣の店舗に隠れてしまっているが、入口の左には駐輪スペースがある。しかもありがたいことに屋根付き! スタンドレスにお乗りの方は壁際の場所を譲ってもらおう。駐車場はさらに左に4台分ほどある。
砂川湯は番台式。男湯は右側だ。松竹錠の下足箱に靴を入れる。下足板は木製。番台は扉を入って真横か斜め前方にあるイメージだが、ここでは斜め後ろに振り返ってほしい。
番台は目鼻立ちのよいおかみさんだ。
脱衣所は5m×7mほどではないかと思う。ただ、男女の境側が大鏡になっていることと、脱衣所の中央部に何も置かれていないためか広く見える。
ロッカーは浴室の対面の壁に幅30cm×高さ40cm×奥行43cmのものが30箱。ドイターのスーパーバイクは斜めにすれば入る。床には脱衣カゴがいくつか。ロッカーの前には畳が敷かれている。
ロッカーは普通の大人が使いやすいであろう高さに3段のみで、床までは届いていない。ロッカーから床までのスペースには石鹸やタオルが入った常連客の洗面器が並べられている。
浴室は脱衣所の2倍ほどの広さ。外壁側は窓ガラスのため昼間は明るい。わたしは陽の光が差し込む浴室が好きだ。
イスと桶は白いプラスチック製のもの。以前は木製の桶を使用していたらしい。カラン配置は男女の仕切り壁側より4+(5+5)+6。全箇所シャワーヘッド付き。島カランと両壁とのスペースは広め。シャワーブースが仕切り壁側に2つある。
浴槽は3つ。向かって左から「高温」、「低温」、「中温」となっている。露天風呂やサウナはない。
低温槽(「39~40°C」という標示がある)は薬湯(紫根の湯)なのであとでのんびり入りたい、高温槽は熱すぎるだろう、ということで中温槽(「43~45°C」という標示がある)に入った。
中温槽は「バイタル温泉」という麦飯石を使用した風呂。湯温計は45°Cを指していた。中央に手すりがあるので足を伸ばして入れるのは2人まで。「手すりがなければ3人がゆったり入れるのに」と思うかもしれないが、底面の中央部から水流が勢いよく噴き出しているので、手すりがないと身体が流される。
ひと息おいて高温槽へ。1人が足を伸ばして入れる大きさだ。ここで長湯する人はまずいないのでこの大きさで十分だろう。実際わたしが来て以降は誰も入っていない。足先を入れてみる。熱い。しかしここで躊躇しているといつまで経っても入れないので思い切ってさらに足を入れる。おっと、深湯だ。湯温計は48°Cを指しているが体感的にはそれほどでもない。少し慣れてきた。とりあえず肩まで沈めてみる。う~ん、熱い。1分が限界。
間髪入れず低温槽へ。大きさは中温槽と同じだが手すりはない。湯温計は40°Cを示していた。
さらにひと息おいてから最も居心地のよかった中温槽でじっくり温まってから浴室を出た。脱衣所にはちょっと古いドライヤー×1、もっと古いマッサージチェア×1や体重計など昔ながらの備品に加え、ソファー×2、テーブル×1、そして小さな縁側などくつろぎのスペースも用意されている。特筆すべき設備は冷水機。これは本当に嬉しい。
砂川湯のおかみさんはすべての帰り客に「ありがとうございました。気をつけてお帰りください」と声をかけてくれる。お年寄りには自分を気遣う嬉しい言葉であるし、地方から出てきた学生には母親の言葉のように聞こえるだろう。そしてこれから十数キロを自転車で帰るわたしには何よりの交通安全祈願に聞こえた。
ありがとう、おかみさん。また来るよ。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
砂川湯を囲んでいるのは床屋、美容室、カラオケスナック、焼き鳥屋。しかもわたしがここを出た16時30分にはカラオケの歌声が響いていた。ここは昭和的憩いの街並みとして完璧である。少し離れたところにイオンモールむさし村山ミューがあるが、ここでは昔からの商店街にまだまだ活気がある。
砂川湯
東京都武蔵村山市学園3-68-1
042-562-0658
営業時間 15:00~23:00
定休日 水曜
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