ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2009」第4ステージは5月11日(月)、西東京市の「妙法湯のんびり温泉」。
実はこの日は西武新宿線の武蔵関駅そばにある「関の湯」を目当てに出かけたのだが、行ってみると「店主の足のケガによりしばらく休業させて頂きます」との掲示。事情が事情なので仕方がないが、かといってこのまま入浴せず帰るわけにもいかない。関の湯店主様の早期回復を願いつつ携帯電話を取り出し銭湯検索。
武蔵関駅周辺にはほかに「第二亀の湯」と「松乃湯」があるが、いずれも月曜は休業日。この近くで月曜営業の銭湯ということで選んだのが「妙法湯のんびり温泉」。
「妙法湯のんびり温泉」は早稲田大学東伏見グラウンドの東南端に隣接していて、通りの向こう側は練馬区という場所にある。
この銭湯の特徴はなんといっても「盃ミニ博物館」というスペースがあることだろう。おそらくオーナーによるものと思われる盃のコレクションが展示されていて、入浴者は無料で見学できる。
建物は古い。間違いなくわたしの生まれる前に建てられたものである。下足箱もその当時のものだろう。入口引き戸のすりガラスにはペンキで大きく「男湯」、「女湯」と書かれている。この引き戸を開けると番台がある。ただし番台とは言っても壁で囲まれたブースのようになっていて、駐車場の出入口にある有人の料金所みたいな感じだ。
東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のサイトではこの銭湯はフロント式となっているが、男湯について言えば脱衣所は「フロント」から見えるのでやはり「番台」と呼んだほうが実情に近いだろう。
主に女性が番台を敬遠する気持ちはよくわかるが、番台にもいいところはある。たとえば体を軽く流して浴槽に浸かったあとに石鹸を忘れてきたとかシャンプーが空だったことに気づいたとする。フロント式の場合、石鹸やシャンプーを買うためにはいったん体をよく拭いて、服を着てから脱衣所を出なければならない。しかし番台式であれば、体はしっかり拭いて脱衣所に戻らなければならないがとりあえず服は着なくていい。
さらにフロント式銭湯の脱衣所内には牛乳の販売機がない場合がある。風呂上りの体にバスタオルだけ巻いて、腰に手を当てて牛乳を飲むといった定番(?)を楽しむことができない可能性があるのだ。
さて、妙法湯のんびり温泉のミュージアム要素は盃だけではない。脱衣所内には昭和50年代後半のものと思われるテーブル型のテレビゲーム機が2台置かれている。通電状態ではなかったのでプレイできるかどうかは不明だ。さらに昭和40年代後半から50年代前半ごろに駄菓子屋の店先でよく見かけたコインゲーム機(10円玉を左から右、そして右から左へ弾いて所定のルートをゴールまで通すと景品をもらえた縦型の機械)もいくつか置かれている(下足箱左手の廊下にも数台あり)。こちらもプレイ可能かどうかは不明だが懐かしさのあまり子供時代のいろんな想い出がよみがえってきた。
さらに骨董級の体重計、マッサージチェア、パーマ屋のイス(上からお釜のようなものを被せられる)など、昭和のさまざまな品の現物を見て、触れることができる。
脱衣所のロッカーは浴用道具しか入らないと思われる小さなものが12箱(ロッカーのそれぞれの区切られたスペースってどう数えるんだろう? とりあえずここでは「箱」と数えることにする)、ヘルメットがどうにか収まりそうな大きさのものが14箱、通常サイズ(約30cm×40cm)のものが20箱。縦長タイプのものはない。今回は通常サイズのものを利用したが、ドイターのスーパーバイクがギリギリ入った。
浴室はなかなか広い。洗い場の島カランは1列だが、2列配置でもまったく不自然でないくらいに壁と離れている。カラン配置は女湯との仕切り壁側より7+(7+7)+6。
細かく見ていくと後付けされたと思われるものがいくつかある。まずシャワーヘッドは湯配管を増設して後付けされたもののようで、仕切り壁側の7か所と外壁側は出入口側より6か所のみにあり、島カランにはまったくない。シャワーブースは仕切り側に1つあるが、これも後付けされたような造りだ。
浴槽は6人分ほどの大きさのジェットバスに5人分ほどの大きさのバイブラ深湯。湯温計は45°Cを指していたが、体感的には43°Cほどではないかと思う。熱めだがやがて慣れる温度だった。サウナはないのだが2人分ほどの大きさの水風呂がある。湯が熱めなので火照りを冷ますのにちょうどいいのだろう。なお、湯は普通の沸かし湯で温泉ではない。
「盃ミニ博物館」の隣に駐車場が4台分ある。
自転車は入口前に置かせてもらったが両側にコインランドリーがあるためちょっと狭い。誤って倒されないとも限らないので心配な方は番台で置き場所を相談するといいだろう。
昭和にタイムスリップしたかのようだ。
妙法湯のんびり温泉
東京都西東京市東伏見3-5-20
042-461-3789
営業時間 15:30~22:30
定休日 金曜
大きな地図で見る
実はこの日は西武新宿線の武蔵関駅そばにある「関の湯」を目当てに出かけたのだが、行ってみると「店主の足のケガによりしばらく休業させて頂きます」との掲示。事情が事情なので仕方がないが、かといってこのまま入浴せず帰るわけにもいかない。関の湯店主様の早期回復を願いつつ携帯電話を取り出し銭湯検索。
武蔵関駅周辺にはほかに「第二亀の湯」と「松乃湯」があるが、いずれも月曜は休業日。この近くで月曜営業の銭湯ということで選んだのが「妙法湯のんびり温泉」。
「妙法湯のんびり温泉」は早稲田大学東伏見グラウンドの東南端に隣接していて、通りの向こう側は練馬区という場所にある。
この銭湯の特徴はなんといっても「盃ミニ博物館」というスペースがあることだろう。おそらくオーナーによるものと思われる盃のコレクションが展示されていて、入浴者は無料で見学できる。
建物は古い。間違いなくわたしの生まれる前に建てられたものである。下足箱もその当時のものだろう。入口引き戸のすりガラスにはペンキで大きく「男湯」、「女湯」と書かれている。この引き戸を開けると番台がある。ただし番台とは言っても壁で囲まれたブースのようになっていて、駐車場の出入口にある有人の料金所みたいな感じだ。
東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のサイトではこの銭湯はフロント式となっているが、男湯について言えば脱衣所は「フロント」から見えるのでやはり「番台」と呼んだほうが実情に近いだろう。
主に女性が番台を敬遠する気持ちはよくわかるが、番台にもいいところはある。たとえば体を軽く流して浴槽に浸かったあとに石鹸を忘れてきたとかシャンプーが空だったことに気づいたとする。フロント式の場合、石鹸やシャンプーを買うためにはいったん体をよく拭いて、服を着てから脱衣所を出なければならない。しかし番台式であれば、体はしっかり拭いて脱衣所に戻らなければならないがとりあえず服は着なくていい。
さらにフロント式銭湯の脱衣所内には牛乳の販売機がない場合がある。風呂上りの体にバスタオルだけ巻いて、腰に手を当てて牛乳を飲むといった定番(?)を楽しむことができない可能性があるのだ。
さて、妙法湯のんびり温泉のミュージアム要素は盃だけではない。脱衣所内には昭和50年代後半のものと思われるテーブル型のテレビゲーム機が2台置かれている。通電状態ではなかったのでプレイできるかどうかは不明だ。さらに昭和40年代後半から50年代前半ごろに駄菓子屋の店先でよく見かけたコインゲーム機(10円玉を左から右、そして右から左へ弾いて所定のルートをゴールまで通すと景品をもらえた縦型の機械)もいくつか置かれている(下足箱左手の廊下にも数台あり)。こちらもプレイ可能かどうかは不明だが懐かしさのあまり子供時代のいろんな想い出がよみがえってきた。
さらに骨董級の体重計、マッサージチェア、パーマ屋のイス(上からお釜のようなものを被せられる)など、昭和のさまざまな品の現物を見て、触れることができる。
脱衣所のロッカーは浴用道具しか入らないと思われる小さなものが12箱(ロッカーのそれぞれの区切られたスペースってどう数えるんだろう? とりあえずここでは「箱」と数えることにする)、ヘルメットがどうにか収まりそうな大きさのものが14箱、通常サイズ(約30cm×40cm)のものが20箱。縦長タイプのものはない。今回は通常サイズのものを利用したが、ドイターのスーパーバイクがギリギリ入った。
浴室はなかなか広い。洗い場の島カランは1列だが、2列配置でもまったく不自然でないくらいに壁と離れている。カラン配置は女湯との仕切り壁側より7+(7+7)+6。
細かく見ていくと後付けされたと思われるものがいくつかある。まずシャワーヘッドは湯配管を増設して後付けされたもののようで、仕切り壁側の7か所と外壁側は出入口側より6か所のみにあり、島カランにはまったくない。シャワーブースは仕切り側に1つあるが、これも後付けされたような造りだ。
浴槽は6人分ほどの大きさのジェットバスに5人分ほどの大きさのバイブラ深湯。湯温計は45°Cを指していたが、体感的には43°Cほどではないかと思う。熱めだがやがて慣れる温度だった。サウナはないのだが2人分ほどの大きさの水風呂がある。湯が熱めなので火照りを冷ますのにちょうどいいのだろう。なお、湯は普通の沸かし湯で温泉ではない。
「盃ミニ博物館」の隣に駐車場が4台分ある。
自転車は入口前に置かせてもらったが両側にコインランドリーがあるためちょっと狭い。誤って倒されないとも限らないので心配な方は番台で置き場所を相談するといいだろう。
昭和にタイムスリップしたかのようだ。
妙法湯のんびり温泉
東京都西東京市東伏見3-5-20
042-461-3789
営業時間 15:30~22:30
定休日 金曜
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