ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2009」第35ステージは台風一過の10月9日(金)、西東京市の「松の湯」。松の湯は西武新宿線田無駅の南東、徒歩約9分のところにある。周辺は住宅地だが、松の湯のある通りには商店もいくつか並んでいる。
建物は二段屋根の木造で、背後には銀色の煙突が輝いている。破風には彫刻の施された懸魚が付けられていて、派手さはないが伝統的な様式をしっかりと見ることができる。
入口部分には厚いガラスのタイルがはめ込まれていて、暖簾が掛かっている。暖簾は牛乳石鹸のもので富士山に紅葉のデザインだ。
松の湯はフロント式であるが、かつて番台式であった頃の名残りなのであろう、下足箱が左右に分かれている。フロント式なので左右どちらを使用しても構わないとは思うが、いちおう右側が男性用、左側が女性用となっている。松竹錠の下足箱は木札を右方向へ抜いて施錠するタイプだ。
中へ入ってすぐ右にフロントがあり、おかみさんが座っている。正面はロビースペースになっていて、ソファー、テーブル、テレビ、浴用品と飲み物の販売ケースなどが置かれている。ロビーは決して広くないのだが不思議と寛げそうな雰囲気だ。
フロントの横を通って男湯へ向かう。脱衣所はあまり広くない。フロント式への改装にあたってロビーを設けたことと、目隠しのためのついたてを入口脇に加えたためスペースが制限されているのだ。主な備付品はアナログ体重計、古いマッサージチェア、長椅子とごく基本的なものである。男女境には洗面台があって、ドライヤー(使用料20円)が1つ備え付けられている。
ロッカーは外壁と浴室対面に配置されている。外壁のユニットは4段構造になっていて、最上段がロッカー箱、2段目が横一列につながった棚になっている。この棚には500mlのペットボトルを立てて置くことはできなかったので高さは18cmぐらいだろう。3段目は再びロッカー箱で、最下段はロッカー箱と同じ大きさに仕切られているが扉は付いておらず、中にはプラスチックのカゴが入っている。
浴室対面にはこの4段ユニットの下2段のみで構成されたものが配置されている。ロッカー数は外壁が10列×2段、浴室対面が5列×1段の計25箱である。ロッカーは開口部が幅、高さとも約30cmの正方形で、通常の3:4型よりだいぶ小さい。ドイタースーパーバイクは押し込めばどうにか収まるが、脱いだ服と一緒には入らない。というわけで服は最下段のカゴに入れた。松の湯には籐編みの脱衣カゴも用意されていて、このカゴだけで済ませている常連さんもいた。
浴室は間口は広めだが奥行がやや狭い。奥の壁にはペンキ画があり、富士山が男女境壁の位置を頂上にして描かれている。「伊豆 早川」とだけ記されていて日付が入っていないが、表面の剥げ具合からみて4年ぐらいは経過していると思われる。
桶は黄色ケロリン、椅子は市販型。カラン配置は男女境壁より4+(4+4)+(4+0)。全箇所シャワーヘッド付き。シャワーブースは男女境壁に1つある。
浴槽は4つ。奥壁と外壁に沿って配置されている。奥壁の一番左が座風呂。パイプ柵で2人分に区切られている。壁に押しボタンが付いていて、これを押すとジェット水流が出るようになっている。その隣がジェット+バイブラ。3人がゆったり入れる大きさで、湯温計は42°Cを指していた。奥壁の一番右にあるのが薬湯。4人がゆったり入れる大きさで、こちらも湯温は42°C。この日の薬湯はヘルスケミカルの「森林ブルー」。プレートには「木漏れ日の向こうに広がる青空のブルーと清々しいひのきの香り」とあるが、色は群青色、香りはむしろラベンダーのように感じた。
外壁側には水風呂とサウナ。水風呂は2人が余裕で入れる。サウナは2~3人分の大きさだろう。サウナは追加料金がなんと0円である。
なんとなく手づくり感たっぷりの看板
松の湯の看板は手書きっぽいデザインである。まさか本当の手づくりとは思わないが、この素朴さがよい。
東京都浴場組合のウェブサイトでは駐車場ありとなっている。確認はしていないが、下の写真の薪が積まれたスペースの前に1台停めることができそうだ。
自転車は建物正面の右側に置くことができる。立てかける場所もあるのでスタンドレスでも大丈夫だ。
今回は重大なミスを犯してしまった。銭湯お遍路のスタンプノートを持っていくのを忘れてしまったのだ。この日は大事な用件をいくつか済ませるため急いで出かけたので、銭湯めぐりの準備がおろそかになったのが原因である。
自宅から比較的近いのが不幸中の幸いである。いや、これでもう一度訪れる理由ができたわけだから、スタンプノートを忘れたのは不幸なことではないのかもしれない。
松の湯 (西東京4番)
東京都西東京市南町1-13-11
042-461-0312
営業時間 15:00~26:00
定休日 不定休
サウナ追加料金 無料
大きな地図で見る
建物は二段屋根の木造で、背後には銀色の煙突が輝いている。破風には彫刻の施された懸魚が付けられていて、派手さはないが伝統的な様式をしっかりと見ることができる。
入口部分には厚いガラスのタイルがはめ込まれていて、暖簾が掛かっている。暖簾は牛乳石鹸のもので富士山に紅葉のデザインだ。
松の湯はフロント式であるが、かつて番台式であった頃の名残りなのであろう、下足箱が左右に分かれている。フロント式なので左右どちらを使用しても構わないとは思うが、いちおう右側が男性用、左側が女性用となっている。松竹錠の下足箱は木札を右方向へ抜いて施錠するタイプだ。
中へ入ってすぐ右にフロントがあり、おかみさんが座っている。正面はロビースペースになっていて、ソファー、テーブル、テレビ、浴用品と飲み物の販売ケースなどが置かれている。ロビーは決して広くないのだが不思議と寛げそうな雰囲気だ。
フロントの横を通って男湯へ向かう。脱衣所はあまり広くない。フロント式への改装にあたってロビーを設けたことと、目隠しのためのついたてを入口脇に加えたためスペースが制限されているのだ。主な備付品はアナログ体重計、古いマッサージチェア、長椅子とごく基本的なものである。男女境には洗面台があって、ドライヤー(使用料20円)が1つ備え付けられている。
ロッカーは外壁と浴室対面に配置されている。外壁のユニットは4段構造になっていて、最上段がロッカー箱、2段目が横一列につながった棚になっている。この棚には500mlのペットボトルを立てて置くことはできなかったので高さは18cmぐらいだろう。3段目は再びロッカー箱で、最下段はロッカー箱と同じ大きさに仕切られているが扉は付いておらず、中にはプラスチックのカゴが入っている。
浴室対面にはこの4段ユニットの下2段のみで構成されたものが配置されている。ロッカー数は外壁が10列×2段、浴室対面が5列×1段の計25箱である。ロッカーは開口部が幅、高さとも約30cmの正方形で、通常の3:4型よりだいぶ小さい。ドイタースーパーバイクは押し込めばどうにか収まるが、脱いだ服と一緒には入らない。というわけで服は最下段のカゴに入れた。松の湯には籐編みの脱衣カゴも用意されていて、このカゴだけで済ませている常連さんもいた。
浴室は間口は広めだが奥行がやや狭い。奥の壁にはペンキ画があり、富士山が男女境壁の位置を頂上にして描かれている。「伊豆 早川」とだけ記されていて日付が入っていないが、表面の剥げ具合からみて4年ぐらいは経過していると思われる。
桶は黄色ケロリン、椅子は市販型。カラン配置は男女境壁より4+(4+4)+(4+0)。全箇所シャワーヘッド付き。シャワーブースは男女境壁に1つある。
浴槽は4つ。奥壁と外壁に沿って配置されている。奥壁の一番左が座風呂。パイプ柵で2人分に区切られている。壁に押しボタンが付いていて、これを押すとジェット水流が出るようになっている。その隣がジェット+バイブラ。3人がゆったり入れる大きさで、湯温計は42°Cを指していた。奥壁の一番右にあるのが薬湯。4人がゆったり入れる大きさで、こちらも湯温は42°C。この日の薬湯はヘルスケミカルの「森林ブルー」。プレートには「木漏れ日の向こうに広がる青空のブルーと清々しいひのきの香り」とあるが、色は群青色、香りはむしろラベンダーのように感じた。
外壁側には水風呂とサウナ。水風呂は2人が余裕で入れる。サウナは2~3人分の大きさだろう。サウナは追加料金がなんと0円である。
なんとなく手づくり感たっぷりの看板
松の湯の看板は手書きっぽいデザインである。まさか本当の手づくりとは思わないが、この素朴さがよい。
東京都浴場組合のウェブサイトでは駐車場ありとなっている。確認はしていないが、下の写真の薪が積まれたスペースの前に1台停めることができそうだ。
自転車は建物正面の右側に置くことができる。立てかける場所もあるのでスタンドレスでも大丈夫だ。
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今回は重大なミスを犯してしまった。銭湯お遍路のスタンプノートを持っていくのを忘れてしまったのだ。この日は大事な用件をいくつか済ませるため急いで出かけたので、銭湯めぐりの準備がおろそかになったのが原因である。
自宅から比較的近いのが不幸中の幸いである。いや、これでもう一度訪れる理由ができたわけだから、スタンプノートを忘れたのは不幸なことではないのかもしれない。
松の湯 (西東京4番)
東京都西東京市南町1-13-11
042-461-0312
営業時間 15:00~26:00
定休日 不定休
サウナ追加料金 無料
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