ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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台風15号が東海・関東地方を通過していった日の翌日、9月22日(木)は午前中こそ台風一過の青空を見ることができたが、昼を過ぎた頃から雲が少しずつ出てきた。東京の天気予報は晴れのち曇り、降水確率40%。ちょっと迷ったが、この機会を逃すとまたしばらくの間銭湯めぐりに行けないかもしれない、という思いから「降ったとしてもたいしたことはないだろう」と自分に言い聞かせてサドルにまたがった。
「ツール・ド・銭湯2011」第6ステージ、向かったのは西東京市の「みどり湯」。西武池袋線ひばりヶ丘駅から徒歩4分のところにある戸建銭湯だ。向かい風の中を走り、あと1kmちょっとで到着というあたりから雨がポツポツと落ちてきた。「たいしたことはないだろう」という当初の想定は、どんどん強くなる雨に打ち砕かれた。
そこそこ濡れた状態でみどり湯の電光看板(一番下の写真)を発見。この看板に導かれて路地を入ると薄紫色の看板が目に入り、みどり湯に到着。左手に広い駐輪場があるが屋根付きの部分はない。自転車を雨ざらしにしておくのは気が引けるが、せっかくここまで来たので入口に向かう。
川岸に上がる花火を描いた暖簾が掛かっている。
入口は押しスイッチ式の自動ドア。たたきの一部がスロープになっていて、ドアの外のスロープとつながっている。木札の下足箱に靴を入れ、ドアを入る。右手のフロントにはおかみさん。わたしと同じぐらいの年齢か、少し上に見える。
フロントの両サイドに脱衣所への入口があり、それぞれに暖簾と「男湯」または「女湯」と書かれた札が掛かっている。あとで知ったが、みどり湯では週ごとに浴室の男女入れ替えを行っているようで、この日の男湯はフロントに向かって左側であった。
脱衣所は12~14畳ほど。男女境壁には大きな鏡があり、外壁側には縁側と坪庭がある。また見上げれば格天井風である。室内は古さをあまり感じさせないが、実際は結構古い建物だろう。
主な備付品は、アナログ体重計、木製の長椅子×2、比較的新しいマッサージチェア×1、ドライヤー(3分間で20円)×2、ソフトドリンクの自動販売機。浴室出入口脇には浴用品などを置くためのスチールラックが設置されている。
ロッカーは外壁に25箱、島ロッカーとして5列×2段×2面、浴室出入口側の壁に3列×2段の計51箱あるが、いくつかはカギが持ち去られたようで使用できない。脱衣所内にも「ロッカーのカギを持ち帰らないように」との貼り紙がある。
わたしは道徳心が強い人間ではないし、さらに言えば道徳を振りかざして他人を非難するような人たちは大嫌いなのだが、このような状態を見るたびに、ロッカーのカギを意図的に持ち帰る人たちのモラルの低さには哀れみを覚える。もし、カギをうっかり持ち帰ってしまったのなら速やかに返却していただきたい。
さて、ロッカーはSakura IIIだが、幅が少し小さいようで、愛用のバックパックを入れるのにちょっと苦戦した。あとで気付いたが、浴室出入口側の壁にある3列×2段のロッカーユニットのうち、下段の3箱だけが他の箱よりいくぶん(たぶん5cmほど)高さが大きい。
いよいよ浴室へ。浴室はやや小ぢんまりとした印象ながら、二段屋根や、丸山清人氏による富士山のペンキ画(22.12.10)に伝統的な銭湯の姿を見ることができる。
黄色ケロリンの桶と角型プラ椅子を取ってカランへ。カラン配置は男女境壁側から8+(5+5)。全箇所シャワーヘッド付き。シャワーブースはサウナ室の隣に1つ、そして男女境壁に小さなブースが1つある。
浴槽は、内湯が2槽、水風呂が1槽、露天が1槽という構成。内湯は奥壁と外壁に沿って配置され、内部で2槽に分割されている。男女境壁寄りの2人分ほどの浴槽は薬湯で、メンソール系の香りのする濃青色の湯が入っている。掲示によればヘルスビューティー(ヘルスケミカル)社の「四季の湯」シリーズの「クール」が使用されているようだ。深湯ではなく、泡が緩やかに立ちのぼっている。湯温計は42°Cを指していて、体感上もそのくらい。
もう一方の大きな浴槽は、2人分ほどのバイブラ湯スペースのほかにさまざまな仕掛けの付いたスペースが1人分ずつあり、それぞれ「ジェットエステ」、「リラックスジェット」、「寝ジェット」、「電気風呂」と書かれたプレートが付いている。「ジェットエステ」だけ試してみたが、壁から強烈な水流が出てくる。手すりにつかまっていないと確実に流される。こちらの浴槽にも湯温計が付いていて、40°Cを指していた。
その隣が水風呂。サウナ室のドアの正面に配置された形になっている。また、浴室内の窓からサウナ室を覗いてみたが、10人ぐらい入れそうだ。
露天風呂は岩風呂で、意外に大きい。6~7人は入れると思う。ここにも湯温計が付いていて、40°Cを指していた。
脱衣所から出るとフロントはご主人に代わっていた。年齢は40代後半から50代前半、優しそうな方だ。ロビーには、小さなテーブルに畳表張りの椅子、テレビ、浴用品の販売ケース、ビールを含む飲み物の販売ケースなどが置かれている。
建物を出ると雨はかなり小降りになっていた。写真を撮りながら建物を見ると立派な破風造りだ。正面部分を現代的なデザインに改修しているのだが、内装や照明を落ち着いた色にしていることで全体の統一感が保たれている。クルマが頻繁に通る道路に直接面していないこともまた、この雰囲気づくりに貢献しているのだろう。
左は入口横にある案内板。今回入浴したのは「雲海」のほうだったようだ。また機会があれば「睡蓮」にも入りたいと思う。右は表の通りに設置された電光看板。この看板がないとみどり湯を見つけるのは難しい。
みどり湯 (西東京1番)
東京都西東京市ひばりが丘1-14-2
042-421-9530
営業時間 15:00~23:30(日曜・祝日は14:00~23:00)
定休日 金曜
サウナ 200円(追加料金)
「ツール・ド・銭湯2011」第6ステージ、向かったのは西東京市の「みどり湯」。西武池袋線ひばりヶ丘駅から徒歩4分のところにある戸建銭湯だ。向かい風の中を走り、あと1kmちょっとで到着というあたりから雨がポツポツと落ちてきた。「たいしたことはないだろう」という当初の想定は、どんどん強くなる雨に打ち砕かれた。
そこそこ濡れた状態でみどり湯の電光看板(一番下の写真)を発見。この看板に導かれて路地を入ると薄紫色の看板が目に入り、みどり湯に到着。左手に広い駐輪場があるが屋根付きの部分はない。自転車を雨ざらしにしておくのは気が引けるが、せっかくここまで来たので入口に向かう。
川岸に上がる花火を描いた暖簾が掛かっている。
入口は押しスイッチ式の自動ドア。たたきの一部がスロープになっていて、ドアの外のスロープとつながっている。木札の下足箱に靴を入れ、ドアを入る。右手のフロントにはおかみさん。わたしと同じぐらいの年齢か、少し上に見える。
フロントの両サイドに脱衣所への入口があり、それぞれに暖簾と「男湯」または「女湯」と書かれた札が掛かっている。あとで知ったが、みどり湯では週ごとに浴室の男女入れ替えを行っているようで、この日の男湯はフロントに向かって左側であった。
脱衣所は12~14畳ほど。男女境壁には大きな鏡があり、外壁側には縁側と坪庭がある。また見上げれば格天井風である。室内は古さをあまり感じさせないが、実際は結構古い建物だろう。
主な備付品は、アナログ体重計、木製の長椅子×2、比較的新しいマッサージチェア×1、ドライヤー(3分間で20円)×2、ソフトドリンクの自動販売機。浴室出入口脇には浴用品などを置くためのスチールラックが設置されている。
ロッカーは外壁に25箱、島ロッカーとして5列×2段×2面、浴室出入口側の壁に3列×2段の計51箱あるが、いくつかはカギが持ち去られたようで使用できない。脱衣所内にも「ロッカーのカギを持ち帰らないように」との貼り紙がある。
わたしは道徳心が強い人間ではないし、さらに言えば道徳を振りかざして他人を非難するような人たちは大嫌いなのだが、このような状態を見るたびに、ロッカーのカギを意図的に持ち帰る人たちのモラルの低さには哀れみを覚える。もし、カギをうっかり持ち帰ってしまったのなら速やかに返却していただきたい。
さて、ロッカーはSakura IIIだが、幅が少し小さいようで、愛用のバックパックを入れるのにちょっと苦戦した。あとで気付いたが、浴室出入口側の壁にある3列×2段のロッカーユニットのうち、下段の3箱だけが他の箱よりいくぶん(たぶん5cmほど)高さが大きい。
いよいよ浴室へ。浴室はやや小ぢんまりとした印象ながら、二段屋根や、丸山清人氏による富士山のペンキ画(22.12.10)に伝統的な銭湯の姿を見ることができる。
黄色ケロリンの桶と角型プラ椅子を取ってカランへ。カラン配置は男女境壁側から8+(5+5)。全箇所シャワーヘッド付き。シャワーブースはサウナ室の隣に1つ、そして男女境壁に小さなブースが1つある。
浴槽は、内湯が2槽、水風呂が1槽、露天が1槽という構成。内湯は奥壁と外壁に沿って配置され、内部で2槽に分割されている。男女境壁寄りの2人分ほどの浴槽は薬湯で、メンソール系の香りのする濃青色の湯が入っている。掲示によればヘルスビューティー(ヘルスケミカル)社の「四季の湯」シリーズの「クール」が使用されているようだ。深湯ではなく、泡が緩やかに立ちのぼっている。湯温計は42°Cを指していて、体感上もそのくらい。
もう一方の大きな浴槽は、2人分ほどのバイブラ湯スペースのほかにさまざまな仕掛けの付いたスペースが1人分ずつあり、それぞれ「ジェットエステ」、「リラックスジェット」、「寝ジェット」、「電気風呂」と書かれたプレートが付いている。「ジェットエステ」だけ試してみたが、壁から強烈な水流が出てくる。手すりにつかまっていないと確実に流される。こちらの浴槽にも湯温計が付いていて、40°Cを指していた。
その隣が水風呂。サウナ室のドアの正面に配置された形になっている。また、浴室内の窓からサウナ室を覗いてみたが、10人ぐらい入れそうだ。
露天風呂は岩風呂で、意外に大きい。6~7人は入れると思う。ここにも湯温計が付いていて、40°Cを指していた。
脱衣所から出るとフロントはご主人に代わっていた。年齢は40代後半から50代前半、優しそうな方だ。ロビーには、小さなテーブルに畳表張りの椅子、テレビ、浴用品の販売ケース、ビールを含む飲み物の販売ケースなどが置かれている。
建物を出ると雨はかなり小降りになっていた。写真を撮りながら建物を見ると立派な破風造りだ。正面部分を現代的なデザインに改修しているのだが、内装や照明を落ち着いた色にしていることで全体の統一感が保たれている。クルマが頻繁に通る道路に直接面していないこともまた、この雰囲気づくりに貢献しているのだろう。
左は入口横にある案内板。今回入浴したのは「雲海」のほうだったようだ。また機会があれば「睡蓮」にも入りたいと思う。右は表の通りに設置された電光看板。この看板がないとみどり湯を見つけるのは難しい。
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みどり湯 (西東京1番)
東京都西東京市ひばりが丘1-14-2
042-421-9530
営業時間 15:00~23:30(日曜・祝日は14:00~23:00)
定休日 金曜
サウナ 200円(追加料金)
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