ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯」第36ステージは3連休明けの10月13日(火)。3連休は体調不良で半寝込み状態となってしまった。わたしは身体があまり丈夫なほうではないのだ。
この日は朝から仕事のはずであったが、スケジュールが遅れることが決定。ならば、ということで銭湯めぐりに出かけた。しかし、体調もいまひとつだし、仕事の連絡が入り次第なるべく早く自宅に戻らなければならないので今回も近場である。
余談になるが、わたしはどの銭湯に行くかを決めるにあたって条件を1つ設けている。それは非常に単純で、
日没までに自宅またはその周辺に戻っていること
である。
この条件を満たせるかどうかは銭湯の開店時間と、銭湯から自宅までの走行距離によって決まる。つまり、自宅から遠い銭湯でも開店時間が早ければ行くし、逆に近くても開店時間が遅ければ行かない。そして必然的に、日没の早いこの時期は行ける銭湯の数が少ない。
そんなわけで今回選んだ銭湯は調布市の「神代湯」。なお、調布市には「湯の森 深大湯」という銭湯もあるのだが、「神代湯」、「深大湯」のいずれも「じんだいゆ」と読む。調布市にある有名な寺は深大寺であり、その近くにある広大な植物園は神代植物公園である。「神代」も「深大」もほぼ同じ地域を指すのだが、思うに「深大」は必ず「深大寺」という形で用いられるではないのだろうか。その伝でいけば「深大湯」は当て字ということになるが真相はいかに? ついでながら「じんだい」が付く町名として現存するのは深大寺北町、深大寺東町、深大寺南町、深大寺元町で、深大寺西町というのはない。また「神代」を含む町名もない。
すっかり前置きが長くなってしまった。神代湯はマンション銭湯(注:上層階がマンションになっている銭湯)で、京王線の柴崎駅のすぐそばにある。徒歩1分とかからないのではあるまいか。
京王線の柴崎駅は両隣の駅、すなわちつつじヶ丘駅と国領駅に比べて近代的な周辺開発がなされていない。駅前には大規模な商業施設もなければハンバーガーショップもないが、そのぶん昔からのコミュニティが残っている、このあたりでは貴重な地域ではないかと思う。
神代湯の建物はネオンサインを備えており、しかも大規模な商店が周囲にないことから、暗くなってからのほうが目立つかもしれない。
下足箱はアルミ札で施錠するもの。すぐ右手に広い広いロビーが見える。ロビーには大小のテーブルに数脚の椅子があり、喫茶店のような雰囲気すらある。
ロビーを入って左手にフロントがあり、その先に脱衣所への入口が2つ並んでいて、それぞれに暖簾がかかっている。男湯は左側である。
脱衣所も広い。比較的新しいマッサージチェアやアナログ体重計などが置かれていて、浴室出入口の脇には私物棚もある。ドライヤーは2つ。20円で3分使用できる。ソフトドリンクの自動販売機があり、500mlペットボトルの緑茶が140円、烏龍茶が120円であった。
ロッカーは12列×4段だが、上2段と下2段の間が横一列につながった棚になっている。箱の大きさは縦横各30cmほど。ドイター・スーパーバイクがどうにか収まる大きさだ。ここには脱衣カゴがないので脱いだ服を無理やり押し込んだ。
では浴室へ。入口から見て右に水風呂、左にシャワーブースが1つある。右側の壁(男女境壁)寄りにカランが集められていて、奥壁と外壁側には浴槽とサウナ室が配置されている。
カランはまず男女境壁に8、それと平行に島カランがあるが、人が通れるように間が開いている。すなわち、2つの島カランが浴室の入口側と奥側とに直列配置されていて、入口側が(4+4)、奥側が(3+0)。男女境壁のものと合わせて19か所、すべてシャワーヘッド付きである。
奥側の島カランの裏は薬湯。大きさは3人分、湯温は41°C。薬湯は日替わりで、月:黒糖ミネラルの湯、火:薬宝湯、木:玉露の湯、金:どくだみの湯、土:ヨモギの湯、日:???(←こう書いてある)というローテーション。
その隣が高温湯。大きさは2人分、湯温はわたし好みの43°C。さらに隣は露天風呂への階段になっている。階段を上りドアを開けると岩風呂風の浴槽があるが、壁も屋根もあるので厳密には露天ではない。浴槽は3人分ほどの大きさで、周囲には休憩用の椅子なども置かれている。湯温は40°Cとぬるめ。
浴室に戻ろう。外壁側はグランドピアノのふたのような形状の大きな浴槽が占め、内部が寝風呂、座風呂、ハイパージェット、ボディマッサージ、電気風呂(各1人分)に分かれている。湯温計は42°Cを指していた。
そしてこの大きな浴槽の脱衣所側がサウナである。見たところ結構広そうだ。入口脇には上述のものとは別にシャワーブースが1つある。なお水風呂の大きさは2人分、壁に金色のライオンの頭が付いていて、その口から水が注ぎ込んでいる。
桶は黄色ケロリン、椅子はプラスチック製の丸型および角型であった。
神代湯は駐車場あり。ロビーでの掲示によると最近駐車スペースが増えたようである。駐輪スペースは建物正面のほか左側にもふんだんにあるが、スタンドレスは少々厳しいかもしれない。
この日は開店直後に訪れたせいか、たくさんのお客さんで賑わっていた。「こんにちは」なんていう挨拶があちこちで聞こえる。
浴室の天井をふと見上げると、板張りの二段式になっている。外観も内装もすべて近代的であるが、天井だけは昔ながらの様式を守っているのだ。
服を着てロビーに出ると年配の男女とフロントのおかみさんが世間話をしていた。「銭湯は社交場」のようなことは昔から言われているが、番台型が主流の頃は社交場とは言っても同性同士のものだったはずだ。それがフロント型が主流となった今では、銭湯は男同士、女同士だけの社交場ではなくなったのかもしれない。
ところで最近、銭湯が舞台になったCMをよく見るのだが、これは銭湯のよさが再認識されてきているということなのだろうか。
神代湯 (調布8番)
東京都調布市菊野台1-13-1
042-489-2641
営業時間 15:00~24:00
定休日 水曜(祝日は翌日休)
サウナ 700円(入浴料込み)
大きな地図で見る
この日は朝から仕事のはずであったが、スケジュールが遅れることが決定。ならば、ということで銭湯めぐりに出かけた。しかし、体調もいまひとつだし、仕事の連絡が入り次第なるべく早く自宅に戻らなければならないので今回も近場である。
余談になるが、わたしはどの銭湯に行くかを決めるにあたって条件を1つ設けている。それは非常に単純で、
日没までに自宅またはその周辺に戻っていること
である。
この条件を満たせるかどうかは銭湯の開店時間と、銭湯から自宅までの走行距離によって決まる。つまり、自宅から遠い銭湯でも開店時間が早ければ行くし、逆に近くても開店時間が遅ければ行かない。そして必然的に、日没の早いこの時期は行ける銭湯の数が少ない。
そんなわけで今回選んだ銭湯は調布市の「神代湯」。なお、調布市には「湯の森 深大湯」という銭湯もあるのだが、「神代湯」、「深大湯」のいずれも「じんだいゆ」と読む。調布市にある有名な寺は深大寺であり、その近くにある広大な植物園は神代植物公園である。「神代」も「深大」もほぼ同じ地域を指すのだが、思うに「深大」は必ず「深大寺」という形で用いられるではないのだろうか。その伝でいけば「深大湯」は当て字ということになるが真相はいかに? ついでながら「じんだい」が付く町名として現存するのは深大寺北町、深大寺東町、深大寺南町、深大寺元町で、深大寺西町というのはない。また「神代」を含む町名もない。
すっかり前置きが長くなってしまった。神代湯はマンション銭湯(注:上層階がマンションになっている銭湯)で、京王線の柴崎駅のすぐそばにある。徒歩1分とかからないのではあるまいか。
京王線の柴崎駅は両隣の駅、すなわちつつじヶ丘駅と国領駅に比べて近代的な周辺開発がなされていない。駅前には大規模な商業施設もなければハンバーガーショップもないが、そのぶん昔からのコミュニティが残っている、このあたりでは貴重な地域ではないかと思う。
神代湯の建物はネオンサインを備えており、しかも大規模な商店が周囲にないことから、暗くなってからのほうが目立つかもしれない。
下足箱はアルミ札で施錠するもの。すぐ右手に広い広いロビーが見える。ロビーには大小のテーブルに数脚の椅子があり、喫茶店のような雰囲気すらある。
ロビーを入って左手にフロントがあり、その先に脱衣所への入口が2つ並んでいて、それぞれに暖簾がかかっている。男湯は左側である。
脱衣所も広い。比較的新しいマッサージチェアやアナログ体重計などが置かれていて、浴室出入口の脇には私物棚もある。ドライヤーは2つ。20円で3分使用できる。ソフトドリンクの自動販売機があり、500mlペットボトルの緑茶が140円、烏龍茶が120円であった。
ロッカーは12列×4段だが、上2段と下2段の間が横一列につながった棚になっている。箱の大きさは縦横各30cmほど。ドイター・スーパーバイクがどうにか収まる大きさだ。ここには脱衣カゴがないので脱いだ服を無理やり押し込んだ。
では浴室へ。入口から見て右に水風呂、左にシャワーブースが1つある。右側の壁(男女境壁)寄りにカランが集められていて、奥壁と外壁側には浴槽とサウナ室が配置されている。
カランはまず男女境壁に8、それと平行に島カランがあるが、人が通れるように間が開いている。すなわち、2つの島カランが浴室の入口側と奥側とに直列配置されていて、入口側が(4+4)、奥側が(3+0)。男女境壁のものと合わせて19か所、すべてシャワーヘッド付きである。
奥側の島カランの裏は薬湯。大きさは3人分、湯温は41°C。薬湯は日替わりで、月:黒糖ミネラルの湯、火:薬宝湯、木:玉露の湯、金:どくだみの湯、土:ヨモギの湯、日:???(←こう書いてある)というローテーション。
その隣が高温湯。大きさは2人分、湯温はわたし好みの43°C。さらに隣は露天風呂への階段になっている。階段を上りドアを開けると岩風呂風の浴槽があるが、壁も屋根もあるので厳密には露天ではない。浴槽は3人分ほどの大きさで、周囲には休憩用の椅子なども置かれている。湯温は40°Cとぬるめ。
浴室に戻ろう。外壁側はグランドピアノのふたのような形状の大きな浴槽が占め、内部が寝風呂、座風呂、ハイパージェット、ボディマッサージ、電気風呂(各1人分)に分かれている。湯温計は42°Cを指していた。
そしてこの大きな浴槽の脱衣所側がサウナである。見たところ結構広そうだ。入口脇には上述のものとは別にシャワーブースが1つある。なお水風呂の大きさは2人分、壁に金色のライオンの頭が付いていて、その口から水が注ぎ込んでいる。
桶は黄色ケロリン、椅子はプラスチック製の丸型および角型であった。
神代湯は駐車場あり。ロビーでの掲示によると最近駐車スペースが増えたようである。駐輪スペースは建物正面のほか左側にもふんだんにあるが、スタンドレスは少々厳しいかもしれない。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
この日は開店直後に訪れたせいか、たくさんのお客さんで賑わっていた。「こんにちは」なんていう挨拶があちこちで聞こえる。
浴室の天井をふと見上げると、板張りの二段式になっている。外観も内装もすべて近代的であるが、天井だけは昔ながらの様式を守っているのだ。
服を着てロビーに出ると年配の男女とフロントのおかみさんが世間話をしていた。「銭湯は社交場」のようなことは昔から言われているが、番台型が主流の頃は社交場とは言っても同性同士のものだったはずだ。それがフロント型が主流となった今では、銭湯は男同士、女同士だけの社交場ではなくなったのかもしれない。
ところで最近、銭湯が舞台になったCMをよく見るのだが、これは銭湯のよさが再認識されてきているということなのだろうか。
神代湯 (調布8番)
東京都調布市菊野台1-13-1
042-489-2641
営業時間 15:00~24:00
定休日 水曜(祝日は翌日休)
サウナ 700円(入浴料込み)
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