ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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平成22年が明けた。相変わらずの不景気で仕事のほうはさっぱりなのに、その他のことがいろいろあって銭湯めぐりができないままでいた。しかし1月19日(火)、ようやく時間に余裕ができ、天気もよく寒さも和らぐとの予報なので出かけることにした。
「ツール・ド・銭湯2010」第1ステージの目的地として選んだのは稲城市の「稲城浴場」。JR南武線の稲城長沼駅の西北、徒歩約5分のところにある。
写真の通り稲城浴場は2階建てのビル銭湯で、1階が浴場、2階が住居となっている。建物は遠くからだと目立たないかもしれないが、入口には看板があり、正面の壁にはネオンサインがあるので見逃すことはないだろう。建物の正面は来客用駐車場で、4台分のスペースがある。
さて、「入口」というよりは「エントランス」と呼んだほうがふさわしい感じの自動ドアを入ると松竹錠の下足箱がある。下足板は木製。数歩進むと右手に券売機があるので、ここで入浴券を買う。
中は細長いスペースになっていて、右手前にフロント、左に脱衣所入口があり、奥がロビーになっている。ロビーは壁沿いがソファーになっていて、丸テーブルが置かれている。ソフトドリンクや牛乳の販売機やテレビがあり、明るく、寛げる雰囲気である。
フロントに座っているのはおそらく40歳前後の男性。入浴券を渡すと、『ごゆっくりお入りください』と声をかけてくれた。些細なことではあるが、この言葉で気持ちが和らぐ。
浴室は建物入口から見て手前が女湯、奥が男湯で、それぞれに暖簾が掛かっている。脱衣所は狭い。幅2.5メートル、奥行5メートルほどの細長いスペースで、両サイドがロッカーになっているが、片側はサウナ利用客専用の縦長型のみである。
一般客用のロッカーは11列×4段の計44箱。上下2段ずつに分かれていて、間が高さ15cmほどの棚になっている。各箱は高さがやや小さめ。愛用のドイター・スーパーバイクと脱いだ服はどうにか収まった。
浴場主さんは映画好きなのだろうか、一般客用ロッカーの上の壁には洋画のポスターが3枚掲げられている。
備付品はデジタル体重計、マッサージチェア(100円で8分)×1、ドライヤー(30円)×1、小さな籐の長椅子といたってシンプル。
半自動のドアを開けて浴室へ。入ると黄色ケロリンの桶と角型のプラスチック製椅子が重ねて置かれている。左手(男女境壁側)にシャワーブースが2つ、右手(外壁側)にカラン列とサウナ室、奥に浴槽というレイアウト。天井はあまり高くない。
カラン配置は男女境壁側より(0+3)+(6+6)+4。境壁側の3か所はハンドシャワー付き、そのほかは頭上にシャワーヘッドが付いている。また島カランの上にはパイプ棚が付いている。
浴槽は左側が寝湯や深さ1メートルのボディマッサージなど4種類のジェットバスが各1人分あり、さらに1~2人が入れるスペースがある。湯温計は42°Cを指していた。
右側の浴槽はでんき風呂(1人分)とミクロバイブラ(3人分)の組み合わせ。湯温はややぬるめの40°C。
左右の浴槽の間にあるドアを出ると、広いスペースになっている。外気に触れるので少しひんやりするが、壁と天井があるので外はほとんど見えない。4~5人は入れる岩風呂(湯温40°C)があり、その脇にはリクライニングチェアが3脚置かれている。
さらに「ミニミニプール」という3人分ほどの浴槽(?)がある。中は水であるので冬に利用する人はほとんどいないと思うが、夏の暑い日ならば快適かもしれない。
建物の左側にはコインランドリーがある。
わたしはサウナを利用しなかったが、稲城浴場の最大の特徴はサウナ、正確にはサウナ利用客に与えられる特権である。サウナ室はガラス越しに見ることができるが、スーパー銭湯並みに広く、もちろんテレビが備わっている。また、脱衣所から浴室に出るには細長い通路を通るのだが、この通路の右手はサウナ利用客だけが立ち入ることのできる専用スペースになっていて、ベンチと自動販売機のある洗面所、カラン3つを備えた洗い場と水風呂、さらに2階には専用の休憩スペースまである。
この特権の価格は250円。入浴料と合わせて700円となるが高くはないと思う。なお、常連客には嬉しいサウナ回数券(6枚で3600円、入浴料込み)も販売されている。
また、開店時間が14時(日曜、祝日は8時開店)であるのもありがたい。真冬でも明るいうちから湯に浸かることができるからだ。
自宅から近いのでまた行こうと思う。時間がたっぷりある日を選んで、特権を存分に貪ることにしよう。
自転車で来た客のほとんどはここに自転車を停めていた。
「正式な」駐輪場はコインランドリー左側の小道沿いに用意されているが、ほとんどの人は建物入口の右側に駐輪していたのでこの駐輪場はガラガラであった。
帰りは稲城大橋を渡った。軽車両の通行料金は20円なのだが、自転車は歩道を無料で通行することができる。
多摩川の向こうに夕陽が沈むのを橋の上から眺めるのは格別である。
稲城浴場 (稲城1番)
東京都稲城市大丸221
042-377-7222
営業時間 14:00~24:00(日曜、祝日は8:00~23:00)
定休日 木曜
サウナ 250円(追加料金)
「ツール・ド・銭湯2010」第1ステージの目的地として選んだのは稲城市の「稲城浴場」。JR南武線の稲城長沼駅の西北、徒歩約5分のところにある。
写真の通り稲城浴場は2階建てのビル銭湯で、1階が浴場、2階が住居となっている。建物は遠くからだと目立たないかもしれないが、入口には看板があり、正面の壁にはネオンサインがあるので見逃すことはないだろう。建物の正面は来客用駐車場で、4台分のスペースがある。
さて、「入口」というよりは「エントランス」と呼んだほうがふさわしい感じの自動ドアを入ると松竹錠の下足箱がある。下足板は木製。数歩進むと右手に券売機があるので、ここで入浴券を買う。
中は細長いスペースになっていて、右手前にフロント、左に脱衣所入口があり、奥がロビーになっている。ロビーは壁沿いがソファーになっていて、丸テーブルが置かれている。ソフトドリンクや牛乳の販売機やテレビがあり、明るく、寛げる雰囲気である。
フロントに座っているのはおそらく40歳前後の男性。入浴券を渡すと、『ごゆっくりお入りください』と声をかけてくれた。些細なことではあるが、この言葉で気持ちが和らぐ。
浴室は建物入口から見て手前が女湯、奥が男湯で、それぞれに暖簾が掛かっている。脱衣所は狭い。幅2.5メートル、奥行5メートルほどの細長いスペースで、両サイドがロッカーになっているが、片側はサウナ利用客専用の縦長型のみである。
一般客用のロッカーは11列×4段の計44箱。上下2段ずつに分かれていて、間が高さ15cmほどの棚になっている。各箱は高さがやや小さめ。愛用のドイター・スーパーバイクと脱いだ服はどうにか収まった。
浴場主さんは映画好きなのだろうか、一般客用ロッカーの上の壁には洋画のポスターが3枚掲げられている。
備付品はデジタル体重計、マッサージチェア(100円で8分)×1、ドライヤー(30円)×1、小さな籐の長椅子といたってシンプル。
半自動のドアを開けて浴室へ。入ると黄色ケロリンの桶と角型のプラスチック製椅子が重ねて置かれている。左手(男女境壁側)にシャワーブースが2つ、右手(外壁側)にカラン列とサウナ室、奥に浴槽というレイアウト。天井はあまり高くない。
カラン配置は男女境壁側より(0+3)+(6+6)+4。境壁側の3か所はハンドシャワー付き、そのほかは頭上にシャワーヘッドが付いている。また島カランの上にはパイプ棚が付いている。
浴槽は左側が寝湯や深さ1メートルのボディマッサージなど4種類のジェットバスが各1人分あり、さらに1~2人が入れるスペースがある。湯温計は42°Cを指していた。
右側の浴槽はでんき風呂(1人分)とミクロバイブラ(3人分)の組み合わせ。湯温はややぬるめの40°C。
左右の浴槽の間にあるドアを出ると、広いスペースになっている。外気に触れるので少しひんやりするが、壁と天井があるので外はほとんど見えない。4~5人は入れる岩風呂(湯温40°C)があり、その脇にはリクライニングチェアが3脚置かれている。
さらに「ミニミニプール」という3人分ほどの浴槽(?)がある。中は水であるので冬に利用する人はほとんどいないと思うが、夏の暑い日ならば快適かもしれない。
建物の左側にはコインランドリーがある。
わたしはサウナを利用しなかったが、稲城浴場の最大の特徴はサウナ、正確にはサウナ利用客に与えられる特権である。サウナ室はガラス越しに見ることができるが、スーパー銭湯並みに広く、もちろんテレビが備わっている。また、脱衣所から浴室に出るには細長い通路を通るのだが、この通路の右手はサウナ利用客だけが立ち入ることのできる専用スペースになっていて、ベンチと自動販売機のある洗面所、カラン3つを備えた洗い場と水風呂、さらに2階には専用の休憩スペースまである。
この特権の価格は250円。入浴料と合わせて700円となるが高くはないと思う。なお、常連客には嬉しいサウナ回数券(6枚で3600円、入浴料込み)も販売されている。
また、開店時間が14時(日曜、祝日は8時開店)であるのもありがたい。真冬でも明るいうちから湯に浸かることができるからだ。
自宅から近いのでまた行こうと思う。時間がたっぷりある日を選んで、特権を存分に貪ることにしよう。
自転車で来た客のほとんどはここに自転車を停めていた。
「正式な」駐輪場はコインランドリー左側の小道沿いに用意されているが、ほとんどの人は建物入口の右側に駐輪していたのでこの駐輪場はガラガラであった。
帰りは稲城大橋を渡った。軽車両の通行料金は20円なのだが、自転車は歩道を無料で通行することができる。
多摩川の向こうに夕陽が沈むのを橋の上から眺めるのは格別である。
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稲城浴場 (稲城1番)
東京都稲城市大丸221
042-377-7222
営業時間 14:00~24:00(日曜、祝日は8:00~23:00)
定休日 木曜
サウナ 250円(追加料金)
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