ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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東京では9月に入ってからも35°C超え、またはそれに近い最高気温を記録していたが、ここ数日は秋が徐々に加速しているようである。
そんな9月15日(水)、「ツール・ド・銭湯2010」第17ステージで訪れたのは立川市の「高砂湯」。JR立川駅から徒歩6分のところにあるビル銭湯である。
立川市には現在4軒の銭湯があるが、そのいずれもがJR立川駅から徒歩圏内にある。銭湯が激減しているいま、このように3軒以上の銭湯が1つの駅から徒歩圏(概ね15分)内にあるというのは23区外では珍しい。ざっと調べたところでは、隣の昭島市の3軒もこの条件に該当するようだ(三光湯(東中神駅から10分)、昭和湯(同じく6分)、富士見湯(6分))。
さて、高砂湯はビル銭湯と書いたが、上の写真の通り、そのビルはあまり高くない。背後に写っているのは仏壇・仏具店のビルだが、このビルがとても高く、また屋根には「仏壇」と書かれた大きな看板があるので非常に目立つ。この看板を目印にすれば間違いなくたどり着けるはずだ。
高砂湯の建物は統一感のある全面タイル張りで、正面には三角形の小屋根がある。入口の横には「コミカ風呂 高砂湯」の切文字があり、建物の左側はコインランドリーになっている。
入口に暖簾はないが、高幡不動尊の厄除けうちわが貼り付けられている。
プラスチック製下足板の下足箱に靴を入れ、押しボタンスイッチ式の自動ドアを入るとすぐ左にフロントがある。このときはたまたまご主人とおかみさんのおふたりが並んでおられた。
料金を支払うと、「ロッカーのカギを持っていってください」と言われた。はじめは下足板とロッカーキーを交換するのかと思ったが、そうではない。ロッカーキーが男女別に入ったバスケットがフロントに置いてあって、そこからキーを自分で取っていくシステムなのだ。
カギを1つ取り、脱衣所へ。男湯は左側だ。脱衣所は一般的なビル銭湯の造りである。広さは8畳ほどあるだろうか。奥のほうにビニールシートで囲まれた喫煙室があり、その前にマンガ本が入った本棚が置かれている。
主な備付品はデジタル体重計、ドライヤー。ドライヤーは料金(3分間で20円)を支払えば持ち込んだものを使用できるようだ。ほかには古いマッサージチェアが置いてあるが故障中。ソフトドリンクの自販機があるがカップ式。高速道路のSAやPAによくあるあのタイプだ。個人的にはペットボトル入りで販売してほしい。
ロッカーは男女境壁に10列×3段と、脱衣所中央付近に7列×3段の片面島ロッカーの計51箱。すべてやや小さめの3:4型。
浴室は建物外観に比べてやや古い造りに見える。男湯が白と水色、女湯のほうは白とピンクのタイル張りで、天井は男女境壁を頂点とした三角形。ペンキ画はなし。桶は黄色ケロリンと形状は同じだが、「高砂湯」とプリントされている。
間口に比べて奥行が小さいので、レイアウトは変則的だ。まず向かって右半分(男女境壁側)に“「”型の浴槽群があり、縦棒は浴室入口近くまで伸びていて、その先端は円形のバイブラ湯になっている。内径は2メートルに満たないと思われるので、メタボ体型のわたしが入ってしまうと他の方にはちょっと遠慮していただかなくてはならなくなる。
円形バイブラの奥は中温槽で、奥壁のリラックスバス(ジェット寝湯、2人分)まで続いている。湯温計は36°Cを指していて、たしかに熱くはないが体温と同程度ということはないと思う。体感上は40~41°Cぐらい。大きさは3人分ぐらいか(寝湯の部分を除く)。
“「”の横棒部分は高温槽、中温層よりもちょっと深くなっていて、紫色の湯が入っている。壁のプレートによれば「潤肌チャージャー 酵素」。ヘルスビューティー(旧ヘルスケミカル)社の製品のようだ。浴槽の大きさは2~3人分。湯温計は44°Cを指しているが、それほど熱くは感じない。わたしにはちょうどいい温度なのだが、この浴槽は「でんき風呂」にもなっていて、わたしはこれがちょっと苦手なのだ。浴槽内のすべての部分で電気を感じるわけではないけれど、足を伸ばすとビリビリゾーンに入ってしまうので早々に中温槽に移った。
浴室の左半分(外壁側)にはカラン列があり、さらに浴室出入口側から順にサウナ室(別料金)、水風呂、ラドン湯(別料金)が並んでいる。
サウナ室内は7人分のマットが敷かれている。サウナ室のドアのすぐ前に水風呂。地下水で満たされていて、2人なら同時に入れそうだ。水温計の読みは25°C。最も奥がラドン湯。ガラスの壁で完全に区切られたスペースで、2~3人分ほどの大きさの浴槽が設置されている。
2つの島カランを含む浴室中央やや左のカラン列は、奥壁と平行に並んでいる。数は3+(3+3)+(3+3)+3。奥壁の浴槽寄りの1か所を除いて全箇所シャワーヘッド付き。このほか男女境壁にも4か所あるので合計22。シャワーブースは男女境壁に1か所。
ロビーにはソファとテーブルが置かれているが、4人も座れば満席となってしまうような広さだ。浴用品や飲み物の品揃えは十分だが、テレビは置かれていなかったように思う。しかし、ご主人、おかみさんとも、とても感じのよい方なので、テレビを観るよりも、世間話に花を咲かせるのが高砂湯のスタイルなのかもしれない。
なお、9月20日の敬老の日には、70歳以上の方は100円で入浴できるとのことだ。
さらに料金に関連したところでは、ラドン湯とサウナはそれぞれ別料金で、フロントには入浴とラドンで600円、入浴とサウナで800円、と掲げられているが、800円を支払えばサウナとラドンの両方を利用できるのか、できないとすればいくら追加する必要があるのかは確認しなかった。
東京都浴場組合のサイトでは、高砂湯の営業時間は15:30~23:30となっているが、現在は開店、閉店時間ともそれぞれ30分繰り上がって15:00~23:00となっている。わたしとしては、このような変更は大歓迎である。
高砂湯 (立川2番)
東京都立川市柴崎町2-11-17
042-522-3484
営業時間 15:00~23:00
定休日 木曜
ラドン湯 600円(入浴料込み)
サウナ 800円(入浴料込み)
『1010』なし
そんな9月15日(水)、「ツール・ド・銭湯2010」第17ステージで訪れたのは立川市の「高砂湯」。JR立川駅から徒歩6分のところにあるビル銭湯である。
立川市には現在4軒の銭湯があるが、そのいずれもがJR立川駅から徒歩圏内にある。銭湯が激減しているいま、このように3軒以上の銭湯が1つの駅から徒歩圏(概ね15分)内にあるというのは23区外では珍しい。ざっと調べたところでは、隣の昭島市の3軒もこの条件に該当するようだ(三光湯(東中神駅から10分)、昭和湯(同じく6分)、富士見湯(6分))。
さて、高砂湯はビル銭湯と書いたが、上の写真の通り、そのビルはあまり高くない。背後に写っているのは仏壇・仏具店のビルだが、このビルがとても高く、また屋根には「仏壇」と書かれた大きな看板があるので非常に目立つ。この看板を目印にすれば間違いなくたどり着けるはずだ。
高砂湯の建物は統一感のある全面タイル張りで、正面には三角形の小屋根がある。入口の横には「コミカ風呂 高砂湯」の切文字があり、建物の左側はコインランドリーになっている。
入口に暖簾はないが、高幡不動尊の厄除けうちわが貼り付けられている。
プラスチック製下足板の下足箱に靴を入れ、押しボタンスイッチ式の自動ドアを入るとすぐ左にフロントがある。このときはたまたまご主人とおかみさんのおふたりが並んでおられた。
料金を支払うと、「ロッカーのカギを持っていってください」と言われた。はじめは下足板とロッカーキーを交換するのかと思ったが、そうではない。ロッカーキーが男女別に入ったバスケットがフロントに置いてあって、そこからキーを自分で取っていくシステムなのだ。
カギを1つ取り、脱衣所へ。男湯は左側だ。脱衣所は一般的なビル銭湯の造りである。広さは8畳ほどあるだろうか。奥のほうにビニールシートで囲まれた喫煙室があり、その前にマンガ本が入った本棚が置かれている。
主な備付品はデジタル体重計、ドライヤー。ドライヤーは料金(3分間で20円)を支払えば持ち込んだものを使用できるようだ。ほかには古いマッサージチェアが置いてあるが故障中。ソフトドリンクの自販機があるがカップ式。高速道路のSAやPAによくあるあのタイプだ。個人的にはペットボトル入りで販売してほしい。
ロッカーは男女境壁に10列×3段と、脱衣所中央付近に7列×3段の片面島ロッカーの計51箱。すべてやや小さめの3:4型。
浴室は建物外観に比べてやや古い造りに見える。男湯が白と水色、女湯のほうは白とピンクのタイル張りで、天井は男女境壁を頂点とした三角形。ペンキ画はなし。桶は黄色ケロリンと形状は同じだが、「高砂湯」とプリントされている。
間口に比べて奥行が小さいので、レイアウトは変則的だ。まず向かって右半分(男女境壁側)に“「”型の浴槽群があり、縦棒は浴室入口近くまで伸びていて、その先端は円形のバイブラ湯になっている。内径は2メートルに満たないと思われるので、メタボ体型のわたしが入ってしまうと他の方にはちょっと遠慮していただかなくてはならなくなる。
円形バイブラの奥は中温槽で、奥壁のリラックスバス(ジェット寝湯、2人分)まで続いている。湯温計は36°Cを指していて、たしかに熱くはないが体温と同程度ということはないと思う。体感上は40~41°Cぐらい。大きさは3人分ぐらいか(寝湯の部分を除く)。
“「”の横棒部分は高温槽、中温層よりもちょっと深くなっていて、紫色の湯が入っている。壁のプレートによれば「潤肌チャージャー 酵素」。ヘルスビューティー(旧ヘルスケミカル)社の製品のようだ。浴槽の大きさは2~3人分。湯温計は44°Cを指しているが、それほど熱くは感じない。わたしにはちょうどいい温度なのだが、この浴槽は「でんき風呂」にもなっていて、わたしはこれがちょっと苦手なのだ。浴槽内のすべての部分で電気を感じるわけではないけれど、足を伸ばすとビリビリゾーンに入ってしまうので早々に中温槽に移った。
浴室の左半分(外壁側)にはカラン列があり、さらに浴室出入口側から順にサウナ室(別料金)、水風呂、ラドン湯(別料金)が並んでいる。
サウナ室内は7人分のマットが敷かれている。サウナ室のドアのすぐ前に水風呂。地下水で満たされていて、2人なら同時に入れそうだ。水温計の読みは25°C。最も奥がラドン湯。ガラスの壁で完全に区切られたスペースで、2~3人分ほどの大きさの浴槽が設置されている。
2つの島カランを含む浴室中央やや左のカラン列は、奥壁と平行に並んでいる。数は3+(3+3)+(3+3)+3。奥壁の浴槽寄りの1か所を除いて全箇所シャワーヘッド付き。このほか男女境壁にも4か所あるので合計22。シャワーブースは男女境壁に1か所。
ロビーにはソファとテーブルが置かれているが、4人も座れば満席となってしまうような広さだ。浴用品や飲み物の品揃えは十分だが、テレビは置かれていなかったように思う。しかし、ご主人、おかみさんとも、とても感じのよい方なので、テレビを観るよりも、世間話に花を咲かせるのが高砂湯のスタイルなのかもしれない。
なお、9月20日の敬老の日には、70歳以上の方は100円で入浴できるとのことだ。
さらに料金に関連したところでは、ラドン湯とサウナはそれぞれ別料金で、フロントには入浴とラドンで600円、入浴とサウナで800円、と掲げられているが、800円を支払えばサウナとラドンの両方を利用できるのか、できないとすればいくら追加する必要があるのかは確認しなかった。
東京都浴場組合のサイトでは、高砂湯の営業時間は15:30~23:30となっているが、現在は開店、閉店時間ともそれぞれ30分繰り上がって15:00~23:00となっている。わたしとしては、このような変更は大歓迎である。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
高砂湯 (立川2番)
東京都立川市柴崎町2-11-17
042-522-3484
営業時間 15:00~23:00
定休日 木曜
ラドン湯 600円(入浴料込み)
サウナ 800円(入浴料込み)
『1010』なし
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