ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2009」第19ステージは久しぶりによく晴れた7月7日(火)、杉並区の「亀の湯」。JR中央線阿佐ヶ谷駅北口から1kmほど、杉並区立第九小学校のすぐそばにある。実は杉並区には桃井1丁目にも「亀の湯」という屋号の銭湯がある。
さて、今回の本天沼1丁目にある亀の湯は、青い三角屋根の木造の建物だ。高い煙突がないところをみると燃料はガスなのだろうか。
道路から入口までは緩やかなスロープになっていて、手すりも設置されている。暖簾は「亀の湯」と染め抜かれたものだ。たたきのあたりは改装したのか比較的新しく、ここにもスロープが設けられている。下足箱は木札の松竹錠でこれはなかなかの年代物に見えた。
暖簾の上の白いプレートには「杉並区震災時『非常用発電機』設置浴場」と書かれている。
上がってすぐ左がフロント。ガラス張りになっているので下足箱から向き直ったところで店主と対面するのかと思いきや、中にいるおばあさんは背中を向けたままだ。さらに数歩奥へ回り込むと窓口になっている。
フロントの先はロビー。4畳ほどの広さでテレビやカラオケセット、長椅子、飲み物の販売ケースなどが置かれている。
脱衣所の入口には暖簾が掛かっている。男湯は右側だ。脱衣所はなかなか広い。備付品はアナログ式とデジタル式の体重計が各1台ずつ、デジタル血圧測定器、長椅子数脚、大型扇風機、ドライヤー、そして「エアコン」と呼ぶには旧式な空調装置など。脱衣所中央のテーブルには一般紙やスポーツ紙が広げられている。さらに男女境側にもテーブルがあって、地域報などのほかに『1010』や銭湯検定の問題が置かれていた。
ロッカーは外壁側に12列×3段。すべて3:4型。ドイター・スーパーバイクは問題なく納まった。脱衣カゴはなかった。
浴室は天井が高く、広々としている。浴室には大規模な改装が行われた様子はなく、昔ながらの銭湯のものだ。桶は黄色のケロリン、椅子はよく市販されている大きなもの。カラン配置は8+(6+6)+(6+6)+8。シャワーブースはない。シャワーヘッドがあるのは境壁と外壁のカランのみだ。
浴槽は2槽。右側の浴槽は6~7人がゆったり入れる大きさで、右端から2人分ほどのスペースがバイブラ、その左隣にはジェット噴出口が2人分、そしてその左が何の仕掛けもないスペースになっている。湯温計は41°Cを指していた。
左側の浴槽はあつ湯。幅は2人分ほどだが深湯なので3人は大丈夫だ。熱い風呂が好きな常連客がいるのか「熱い湯を楽しみにしているお客様がいらっしゃいますので水を入れすぎないようにしてください」とか「湯がぬるい場合は番台に言ってください」といった掲示があり、なかなかのこだわりようだ。期待して入ってみたが隣の浴槽よりちょっと熱い程度。43°Cぐらいだろう。
両浴槽とも入浴剤が入っていて、黄緑色の湯であった。
亀の湯正面から見て左側の道の先に併設のコインランドリーがあり、その左手に数台分の駐車スペースがあるようだ。ただし、この道は一方通行路なので帰る際は逆走しないようご注意。自転車は左側の壁沿いに置いていいようだ。
夏至はすでに過ぎたが、今が一年のうちで最も日の入りの時刻が遅い時期だ。17時過ぎに銭湯を出てもまだ外は眩しいほど明るく、暑い。当然、家に着くころにはシャツは汗でびしょびしょになっているので、シャワーを浴び直している。
銭湯から帰ってきてシャワーを浴びてるなんて馬鹿みたいな話だが、馬鹿みたいなことこそ楽しかったりするのだ。
東京の梅雨明けまでにはもう少しかかりそうだ。本格的な夏の到来が待ち遠しい。
亀の湯
東京都杉並区本天沼1-2-8
03-3399-6472
営業時間 15:30~24:00
定休日 土曜
大きな地図で見る
さて、今回の本天沼1丁目にある亀の湯は、青い三角屋根の木造の建物だ。高い煙突がないところをみると燃料はガスなのだろうか。
道路から入口までは緩やかなスロープになっていて、手すりも設置されている。暖簾は「亀の湯」と染め抜かれたものだ。たたきのあたりは改装したのか比較的新しく、ここにもスロープが設けられている。下足箱は木札の松竹錠でこれはなかなかの年代物に見えた。
暖簾の上の白いプレートには「杉並区震災時『非常用発電機』設置浴場」と書かれている。
上がってすぐ左がフロント。ガラス張りになっているので下足箱から向き直ったところで店主と対面するのかと思いきや、中にいるおばあさんは背中を向けたままだ。さらに数歩奥へ回り込むと窓口になっている。
フロントの先はロビー。4畳ほどの広さでテレビやカラオケセット、長椅子、飲み物の販売ケースなどが置かれている。
脱衣所の入口には暖簾が掛かっている。男湯は右側だ。脱衣所はなかなか広い。備付品はアナログ式とデジタル式の体重計が各1台ずつ、デジタル血圧測定器、長椅子数脚、大型扇風機、ドライヤー、そして「エアコン」と呼ぶには旧式な空調装置など。脱衣所中央のテーブルには一般紙やスポーツ紙が広げられている。さらに男女境側にもテーブルがあって、地域報などのほかに『1010』や銭湯検定の問題が置かれていた。
ロッカーは外壁側に12列×3段。すべて3:4型。ドイター・スーパーバイクは問題なく納まった。脱衣カゴはなかった。
浴室は天井が高く、広々としている。浴室には大規模な改装が行われた様子はなく、昔ながらの銭湯のものだ。桶は黄色のケロリン、椅子はよく市販されている大きなもの。カラン配置は8+(6+6)+(6+6)+8。シャワーブースはない。シャワーヘッドがあるのは境壁と外壁のカランのみだ。
浴槽は2槽。右側の浴槽は6~7人がゆったり入れる大きさで、右端から2人分ほどのスペースがバイブラ、その左隣にはジェット噴出口が2人分、そしてその左が何の仕掛けもないスペースになっている。湯温計は41°Cを指していた。
左側の浴槽はあつ湯。幅は2人分ほどだが深湯なので3人は大丈夫だ。熱い風呂が好きな常連客がいるのか「熱い湯を楽しみにしているお客様がいらっしゃいますので水を入れすぎないようにしてください」とか「湯がぬるい場合は番台に言ってください」といった掲示があり、なかなかのこだわりようだ。期待して入ってみたが隣の浴槽よりちょっと熱い程度。43°Cぐらいだろう。
両浴槽とも入浴剤が入っていて、黄緑色の湯であった。
亀の湯正面から見て左側の道の先に併設のコインランドリーがあり、その左手に数台分の駐車スペースがあるようだ。ただし、この道は一方通行路なので帰る際は逆走しないようご注意。自転車は左側の壁沿いに置いていいようだ。
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夏至はすでに過ぎたが、今が一年のうちで最も日の入りの時刻が遅い時期だ。17時過ぎに銭湯を出てもまだ外は眩しいほど明るく、暑い。当然、家に着くころにはシャツは汗でびしょびしょになっているので、シャワーを浴び直している。
銭湯から帰ってきてシャワーを浴びてるなんて馬鹿みたいな話だが、馬鹿みたいなことこそ楽しかったりするのだ。
東京の梅雨明けまでにはもう少しかかりそうだ。本格的な夏の到来が待ち遠しい。
亀の湯
東京都杉並区本天沼1-2-8
03-3399-6472
営業時間 15:30~24:00
定休日 土曜
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