ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2009」第20ステージは関東地方の梅雨明けが発表された7月14日(火)、東久留米市の「源の湯」。西武池袋線の東久留米駅東口から0.3kmほどのコミュニティホール東本町という市の施設と同居している。
建物は鉄筋の2階建て。通りからは少し引っ込んだ位置にあり、目印となる高い煙突がないので、うっかりしていると通り過ぎてしまいそうだ。建物の入口には暖簾はかかっておらず、銭湯らしからぬ雰囲気だ。
入口は自動ドア。入って左には2階のコミュニティホール東本町へ昇る階段、右には源の湯の下足箱がある。
プラスチック製の下足板を引き抜いて奥へ進むと右手にフロントがあり、おばあさんが座っている。
源の湯は下足板とロッカーキーを交換するシステムだ。これにはロッカーキーの持ち去り(ロッカーの私物化)を防ぐという長所があるが、客がロッカーを選べないという短所もある。決して悪いシステムだとは思わないが、たとえば腰の悪い人にとっては低い位置の箱は使い勝手がよくないだろうし、やむをえない事情で1箱に入りきらない荷物を持っている人は「もう1箱使わせてくれないかな」と思うことだろう。
フロントの両サイドが脱衣所への入口だ。男湯、女湯それぞれ暖簾が掛かっていて男湯は左側。男湯入口の左は小さなロビーになっていて、テレビ、ソファー、ソフトドリンクの自動販売機が置かれている。
脱衣所は広くて、明るくて、きれいだ。昔のままの風情を残した脱衣所もよいが、近代的な銭湯の洗練された雰囲気も悪くない。
備付品はドライヤー(3分20円)×1、デジタル体重計、比較的新しいマッサージチェア(100円)、ソフトドリンクの自動販売機、長椅子とテーブルというラインナップながら、脱衣所が広いので非常にすっきりしている。
ロッカーは浴室入口の右(男女境側)に5列×2段、浴室入口の対面の壁、男女境寄りに5列×3段、フロントへの出入口を挟んで6列×3段、脱衣所のほぼ中央に5列×2段の片面島ロッカーの計53箱。このほかに月極めロッカーがいくつかある。一般客用のロッカーはすべてSAKURA IIIの3:4型。いつもはドイター・スーパーバイクの左側面を手前にして、ちょうどバックスラッシュのような角度で箱に押し込むのだが、ここのロッカーは高さがやや低く、背面を湾曲させなければならなかった。
向かいのドラッグストアがよい目印になる。
桶は黄色のケロリン。椅子もやはり黄色い円形のプラスチック製。
浴室はペンキ画のない全面タイル張り。右奥がサウナ室、その左が「森林浴」室、その左が水風呂、そして最も左に「┏」のような形状の浴槽がある。
サウナ室の中がどうなっているかはわからないが、2段になっているとして定員6人というところだろう。
「森林浴」室はサウナ室とほぼ同じ大きさのほとんど密閉された空間で、かろうじて2人分の大きさの浴槽があり、頭上のパイプから森の香りを連想させる霧が噴出される仕組みになっている。この霧は水滴が細かく、また間欠噴出のため小雨に降られたような鬱陶しさは感じない。湯温計では36°Cだが、実際はそれより2°Cほど高いだろう。しかしいずれにせよ低めなので長湯しやすい。
水風呂は使用状況を考えれば1人分の大きさ。水温計は20°Cを指していた。
浴槽は「┏」の縦棒の先の部分が2人分のリラックスバス。底がリクライニングチェアのような形状になっていて、縁にはSUS枕が付いており、肩から背中のあたりにジェット水流が当たるようになっている。
「┏」の横棒部分は左側がバイブラ、右側が何も仕掛けがないノーマルなスペースになっている。大きさは4~5人分ほど。湯温計は38~39°Cを指していたが、こちらも体感的には湯温計より2°Cほど高いと思われる。
カラン配置は男女境側より4+(4+4)+(5+3)+3。全箇所シャワーヘッド付き。シャワーブースは男女境側に2つある。
この日は開店時間から15分ほど経った15時45分ごろに到着した。すでに先客が5~6人いたが、ほんの15分ほどの間にほとんどの人が帰ってしまった。つまり第一陣が帰ってしまったわけで、のんびり湯に浸かりながら「こりゃほぼ貸切状態になったかな」と思っていたら間もなく第二陣がやってきて浴室内はすぐに元の状態に。やけに回転の速い銭湯だ。
サウナは追加料金が500円とかなり高めなためか、利用者はほとんどいなかった。
自転車は建物入口の前に置くことができる。スタンドレスの場合はコインランドリーの壁か、その手前のフェンスに立てかけられるだろう。
駐車場については確認しなかったが東京都浴場組合のサイトでは「駐車場あり」となっている。しかし入口前のスペースは駐車場ではないと思われる。事前に確認するか、隣にあるコインパーキングを利用するのがいいだろう。
異なる10軒の銭湯を巡るスタンプラリー『風呂屋の富士山詣で』が今回の源の湯で完結した。所定の用紙にある1~10合目までのスタンプ押印欄に順にスタンプを押してもらい、10合目に達するとオリジナルの銭湯背景画がもらえるというものだ。
対象となるのは東京都内の銭湯で、異なる銭湯であれば同じ区または市にあるものでも構わないので、極端な話、銭湯の多い蒲田周辺にお住まいの方なら徒歩のみで達成できそうなほど簡単なものだ。
このスタンプラリーには第9ステージの「お湯どころ野川(狛江市)」から参加したが、この際なので銭湯のある区または市もすべて異なるようにしてみた。
今回の源の湯で押印をお願いすると、「自分で押して」とスタンプを手渡された。誰に対してもそうなのか、それとも「10合目の押印は自身の手で」というはからいだったのかはわからないけれども、自分の手で締めくくる充実感はひとしおであった。
※スタンプラリーの詳細については東京都浴場組合のウェブサイトをご覧ください。
源の湯
東京都東久留米市東本町7-6
042-471-0005
営業時間 15:30~23:00
定休日 月曜
大きな地図で見る
建物は鉄筋の2階建て。通りからは少し引っ込んだ位置にあり、目印となる高い煙突がないので、うっかりしていると通り過ぎてしまいそうだ。建物の入口には暖簾はかかっておらず、銭湯らしからぬ雰囲気だ。
入口は自動ドア。入って左には2階のコミュニティホール東本町へ昇る階段、右には源の湯の下足箱がある。
プラスチック製の下足板を引き抜いて奥へ進むと右手にフロントがあり、おばあさんが座っている。
源の湯は下足板とロッカーキーを交換するシステムだ。これにはロッカーキーの持ち去り(ロッカーの私物化)を防ぐという長所があるが、客がロッカーを選べないという短所もある。決して悪いシステムだとは思わないが、たとえば腰の悪い人にとっては低い位置の箱は使い勝手がよくないだろうし、やむをえない事情で1箱に入りきらない荷物を持っている人は「もう1箱使わせてくれないかな」と思うことだろう。
フロントの両サイドが脱衣所への入口だ。男湯、女湯それぞれ暖簾が掛かっていて男湯は左側。男湯入口の左は小さなロビーになっていて、テレビ、ソファー、ソフトドリンクの自動販売機が置かれている。
脱衣所は広くて、明るくて、きれいだ。昔のままの風情を残した脱衣所もよいが、近代的な銭湯の洗練された雰囲気も悪くない。
備付品はドライヤー(3分20円)×1、デジタル体重計、比較的新しいマッサージチェア(100円)、ソフトドリンクの自動販売機、長椅子とテーブルというラインナップながら、脱衣所が広いので非常にすっきりしている。
ロッカーは浴室入口の右(男女境側)に5列×2段、浴室入口の対面の壁、男女境寄りに5列×3段、フロントへの出入口を挟んで6列×3段、脱衣所のほぼ中央に5列×2段の片面島ロッカーの計53箱。このほかに月極めロッカーがいくつかある。一般客用のロッカーはすべてSAKURA IIIの3:4型。いつもはドイター・スーパーバイクの左側面を手前にして、ちょうどバックスラッシュのような角度で箱に押し込むのだが、ここのロッカーは高さがやや低く、背面を湾曲させなければならなかった。
向かいのドラッグストアがよい目印になる。
桶は黄色のケロリン。椅子もやはり黄色い円形のプラスチック製。
浴室はペンキ画のない全面タイル張り。右奥がサウナ室、その左が「森林浴」室、その左が水風呂、そして最も左に「┏」のような形状の浴槽がある。
サウナ室の中がどうなっているかはわからないが、2段になっているとして定員6人というところだろう。
「森林浴」室はサウナ室とほぼ同じ大きさのほとんど密閉された空間で、かろうじて2人分の大きさの浴槽があり、頭上のパイプから森の香りを連想させる霧が噴出される仕組みになっている。この霧は水滴が細かく、また間欠噴出のため小雨に降られたような鬱陶しさは感じない。湯温計では36°Cだが、実際はそれより2°Cほど高いだろう。しかしいずれにせよ低めなので長湯しやすい。
水風呂は使用状況を考えれば1人分の大きさ。水温計は20°Cを指していた。
浴槽は「┏」の縦棒の先の部分が2人分のリラックスバス。底がリクライニングチェアのような形状になっていて、縁にはSUS枕が付いており、肩から背中のあたりにジェット水流が当たるようになっている。
「┏」の横棒部分は左側がバイブラ、右側が何も仕掛けがないノーマルなスペースになっている。大きさは4~5人分ほど。湯温計は38~39°Cを指していたが、こちらも体感的には湯温計より2°Cほど高いと思われる。
カラン配置は男女境側より4+(4+4)+(5+3)+3。全箇所シャワーヘッド付き。シャワーブースは男女境側に2つある。
この日は開店時間から15分ほど経った15時45分ごろに到着した。すでに先客が5~6人いたが、ほんの15分ほどの間にほとんどの人が帰ってしまった。つまり第一陣が帰ってしまったわけで、のんびり湯に浸かりながら「こりゃほぼ貸切状態になったかな」と思っていたら間もなく第二陣がやってきて浴室内はすぐに元の状態に。やけに回転の速い銭湯だ。
サウナは追加料金が500円とかなり高めなためか、利用者はほとんどいなかった。
自転車は建物入口の前に置くことができる。スタンドレスの場合はコインランドリーの壁か、その手前のフェンスに立てかけられるだろう。
駐車場については確認しなかったが東京都浴場組合のサイトでは「駐車場あり」となっている。しかし入口前のスペースは駐車場ではないと思われる。事前に確認するか、隣にあるコインパーキングを利用するのがいいだろう。
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異なる10軒の銭湯を巡るスタンプラリー『風呂屋の富士山詣で』が今回の源の湯で完結した。所定の用紙にある1~10合目までのスタンプ押印欄に順にスタンプを押してもらい、10合目に達するとオリジナルの銭湯背景画がもらえるというものだ。
対象となるのは東京都内の銭湯で、異なる銭湯であれば同じ区または市にあるものでも構わないので、極端な話、銭湯の多い蒲田周辺にお住まいの方なら徒歩のみで達成できそうなほど簡単なものだ。
このスタンプラリーには第9ステージの「お湯どころ野川(狛江市)」から参加したが、この際なので銭湯のある区または市もすべて異なるようにしてみた。
今回の源の湯で押印をお願いすると、「自分で押して」とスタンプを手渡された。誰に対してもそうなのか、それとも「10合目の押印は自身の手で」というはからいだったのかはわからないけれども、自分の手で締めくくる充実感はひとしおであった。
※スタンプラリーの詳細については東京都浴場組合のウェブサイトをご覧ください。
源の湯
東京都東久留米市東本町7-6
042-471-0005
営業時間 15:30~23:00
定休日 月曜
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