ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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2009年4月23日(木)入湯。
「ツール・ド・銭湯2009」第2ステージは、都県境を越えて神奈川県川崎市にある「千年温泉」。
「千年温泉」と書いて「ちとせおんせん」と読む。「ちとせ」というのはこのあたりの地名だ。
千年温泉があるのはJR南武線の武蔵新城駅南口からおよそ600m、歩けば7~8分だが、駅からまっすぐに伸びる道路(商店街)からは少し入ったところなので、すぐ近くまで行きながらなかなか見つけられなかった。
夜間ならば照明付きの看板やLED看板のおかげで見つけやすいと思う。
建物の外壁にはこんな看板が。
下足箱は札を引き抜いて施錠するタイプだが札がプラスチック製である。
この右側にコインランドリーが併設されている。
中へ入るとロビーがある。大型テレビとテーブルがあり、3人がけのソファーが2つ置かれている。テーブルの上には灰皿がありここが喫煙所にもなっている。分煙化はされていない。
ロビーの右手にフロントがある。天然温泉だが料金は銭湯と同じ450円。サウナはレンタルタオル込みで別途150円。というよりは入浴+サウナで600円という設定だ。
他の方のレポートを読んで気がついたのだが、入浴料が400円だった頃はサウナ料金は200円だった。その後入浴料は2度値上げされたが、そのぶんサウナ料金を値下げして総額は据え置きとしているのだ。サウナ利用者には嬉しい心づかいだろう。
フロントの左右に脱衣所への通路がある。男湯は左側。男女の入れ替えがあるのかどうかは未確認。
脱衣所は広く感じる。幅4m、高さ2mほどのロッカー棚が2つ、幅2mほどのものが1つある。
ロッカー棚の構造が少し変わっていて、シリンダ錠で施錠する箱が棚の上部に3段あり、その下、棚の中ほどの高さの部分は横一列につながった棚になっていて箱になっていない。その下にまたシリンダ錠の箱が3段あり、さらにその下(棚の最下部)は箱状にはなっているが扉がなく、それぞれに脱衣カゴが置かれている。
つまりハンガー付きの縦長タイプがないのだ。
仕方がないのでバックパックを斜めにして箱に押し込んでみるとどうにか入った。
いよいよ浴室へ。なかなか広く天井も高い。桶は黄色のケロリン。
カランは女湯との仕切り沿いに6つ、浴室中央部には両サイドに5つずつ、すなわち10カランの島が2、そして外壁側に3つの合計29。各カランの上部には固定式のシャワーがついている。
さらに外壁側にはシャワーブースが1つとサウナ、露天風呂への出入口がある。
浴槽は内湯が2つ。一方は黒湯(温泉)、もう一方は白湯だが、それぞれが手すりで2つのスペースに分けられている。各スペースは3~4人が入れる大きさだ。
黒湯はエスプレッソのような色で浴槽の底どころか深さ10cmのところも見えない。四角い形状の浴槽は思ったより深いので注意してほしい。アルカリ泉でわずかにヌルスベ感がある。
浴槽の掲示によると、かけ流しで消毒、循環は行っていないが、加温はされている。設定温度は高め。温度計は46°Cを指していたが体感的にはそこまで熱くはない。
露天風呂も黒湯で、3~4人分の広さだがこちらは湯温が約38°Cで長湯がしやすくなっている。露天風呂のスペースにはベンチなどもあって寛げる雰囲気になっている。ただし隣接のマンションから見える位置にあるので気になる方はご注意を。
千年温泉もやはり客層は地元の常連さんが中心のようで、客同士で雑談をしている光景を見かけたし、壁の向こうの女湯からも話し声がよく聞こえた(反響して内容まではわからないが)。
また2階はカラオケが設置された大広間になっていて、ときどき歌声が聞こえてきた。建物は全体的にやや古いが清掃はきちんとされていて不快感はまったくない。
ここの湯はよい。非常によく温まる。今回はこの地域の社交場にちょっとお邪魔させていただいた感じがした。
駐車場は斜向いのセブンイレブンの隣に3台分ほど、また銭湯の裏手に2台分ほどあるようだが、まず間違いなくふさがっていると思うのでクルマでは行かないほうがいいだろう。
千年温泉
神奈川県川崎市高津区千年新町20-4
044-766-6240
営業時間 13:30~24:30(日・祝日は11:00~23:30)
定休日 金曜日
大きな地図で見る
「ツール・ド・銭湯2009」第2ステージは、都県境を越えて神奈川県川崎市にある「千年温泉」。
「千年温泉」と書いて「ちとせおんせん」と読む。「ちとせ」というのはこのあたりの地名だ。
千年温泉があるのはJR南武線の武蔵新城駅南口からおよそ600m、歩けば7~8分だが、駅からまっすぐに伸びる道路(商店街)からは少し入ったところなので、すぐ近くまで行きながらなかなか見つけられなかった。
夜間ならば照明付きの看板やLED看板のおかげで見つけやすいと思う。
建物の外壁にはこんな看板が。
下足箱は札を引き抜いて施錠するタイプだが札がプラスチック製である。
この右側にコインランドリーが併設されている。
中へ入るとロビーがある。大型テレビとテーブルがあり、3人がけのソファーが2つ置かれている。テーブルの上には灰皿がありここが喫煙所にもなっている。分煙化はされていない。
ロビーの右手にフロントがある。天然温泉だが料金は銭湯と同じ450円。サウナはレンタルタオル込みで別途150円。というよりは入浴+サウナで600円という設定だ。
他の方のレポートを読んで気がついたのだが、入浴料が400円だった頃はサウナ料金は200円だった。その後入浴料は2度値上げされたが、そのぶんサウナ料金を値下げして総額は据え置きとしているのだ。サウナ利用者には嬉しい心づかいだろう。
フロントの左右に脱衣所への通路がある。男湯は左側。男女の入れ替えがあるのかどうかは未確認。
脱衣所は広く感じる。幅4m、高さ2mほどのロッカー棚が2つ、幅2mほどのものが1つある。
ロッカー棚の構造が少し変わっていて、シリンダ錠で施錠する箱が棚の上部に3段あり、その下、棚の中ほどの高さの部分は横一列につながった棚になっていて箱になっていない。その下にまたシリンダ錠の箱が3段あり、さらにその下(棚の最下部)は箱状にはなっているが扉がなく、それぞれに脱衣カゴが置かれている。
つまりハンガー付きの縦長タイプがないのだ。
仕方がないのでバックパックを斜めにして箱に押し込んでみるとどうにか入った。
いよいよ浴室へ。なかなか広く天井も高い。桶は黄色のケロリン。
カランは女湯との仕切り沿いに6つ、浴室中央部には両サイドに5つずつ、すなわち10カランの島が2、そして外壁側に3つの合計29。各カランの上部には固定式のシャワーがついている。
さらに外壁側にはシャワーブースが1つとサウナ、露天風呂への出入口がある。
浴槽は内湯が2つ。一方は黒湯(温泉)、もう一方は白湯だが、それぞれが手すりで2つのスペースに分けられている。各スペースは3~4人が入れる大きさだ。
黒湯はエスプレッソのような色で浴槽の底どころか深さ10cmのところも見えない。四角い形状の浴槽は思ったより深いので注意してほしい。アルカリ泉でわずかにヌルスベ感がある。
浴槽の掲示によると、かけ流しで消毒、循環は行っていないが、加温はされている。設定温度は高め。温度計は46°Cを指していたが体感的にはそこまで熱くはない。
露天風呂も黒湯で、3~4人分の広さだがこちらは湯温が約38°Cで長湯がしやすくなっている。露天風呂のスペースにはベンチなどもあって寛げる雰囲気になっている。ただし隣接のマンションから見える位置にあるので気になる方はご注意を。
千年温泉もやはり客層は地元の常連さんが中心のようで、客同士で雑談をしている光景を見かけたし、壁の向こうの女湯からも話し声がよく聞こえた(反響して内容まではわからないが)。
また2階はカラオケが設置された大広間になっていて、ときどき歌声が聞こえてきた。建物は全体的にやや古いが清掃はきちんとされていて不快感はまったくない。
ここの湯はよい。非常によく温まる。今回はこの地域の社交場にちょっとお邪魔させていただいた感じがした。
駐車場は斜向いのセブンイレブンの隣に3台分ほど、また銭湯の裏手に2台分ほどあるようだが、まず間違いなくふさがっていると思うのでクルマでは行かないほうがいいだろう。
千年温泉
神奈川県川崎市高津区千年新町20-4
044-766-6240
営業時間 13:30~24:30(日・祝日は11:00~23:30)
定休日 金曜日
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