ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2009」第1ステージは東大和市にある「ゆ処 神明湯」。2009年4月15日(水)入湯。
ゆ処 神明湯は市立第三小学校の西にある「光商店街」の中にあり、西武拝島線の東大和市駅からは1.7km、西武拝島線、西武国分寺線の小川駅からは1.6km、西武多摩湖線の八坂駅からは2.1kmである。ちなみに1kmほど南には温泉施設のテルメ小川(小平市)がある。
銭湯は3階建てビルの1~2階部分のようだ。隣にはコインランドリーがある。
下足箱は名刺よりひと回り小さいアルミの板に切れ込みが入ったカギを引き抜いて施錠するタイプだ(主に松竹錠工業株式会社が製造していることからこの種の錠を一般に「松竹錠」というらしい)。
右手にフロントがあり、人当たりのよさそうなおばさまが座っている。
フロントの先には広めのロビーがあり、座面が畳のベンチとテレビが置かれている。石鹸やタオルなどの浴用品や風呂上りに定番の牛乳などもここで販売されている。
「男湯」の暖簾をくぐり、クランク状の短い廊下を通ると脱衣所がある。
ロッカーは40~50くらいあるだろうか。開口部が4:3くらいのタイプが主で、縦長のハンガー付きタイプが10ほどある。
いつものスーパー銭湯なら、4:3タイプでも愛用のバックパック(ドイターのスーパーバイク)が入るのだが、銭湯のは若干小さめに作られているのか入らないので縦長タイプを使用した。ロッカーはシリンダー錠で施錠する。
脱衣所内の洗面台にはティッシュペーパー、綿棒がある。ドライヤーは1台。20円で3分使用できる。そのほかにはソフトドリンクの自動販売機、マッサージチェア、体重計が置かれている。
浴室に入る。カラン数は25前後と思われるが、スーパー銭湯と比べると隣との間隔が狭い。普通の銭湯には久しぶりに来たがこんなものだったかな?
各カランの上には小物を置く棚とシャワーヘッドがある。シャワーヘッドは取り外しはできないが多少の角度調整は可能である。なお、シャワーブースが1つある。
浴槽はジェット水流が出るものが3種類各1人分。電気風呂が1人分、薬湯と水風呂、そして岩風呂風の露天風呂はそれぞれ3人分ほどの広さ。ちょっと狭いかな?
湯温は薬湯のみ40°Cほどで、そのほかの内湯と露天風呂は42°C前後。
サウナ室には料金を払っていないので入っていないが、ガラス越しにちらっと見た限りではやはり3人分くらいのスペースだろうか。
ゆ処 神明湯には「渚の湯」と「茜の湯」と称する2つの浴室があり、日替わりで男女が入れ替わる。あるサイトでの記述によれば、奇数日は茜の湯が男湯、渚の湯が女湯で、茜の湯には露天風呂があり、渚の湯には無料のスチームサウナがあるそうだ。ということはわたしが入ったのはやはり茜の湯ということになる。
フロント、ロビー、浴室とも雰囲気が明るくて居心地のよい空間だった。時間があればのんびりしていたかったが、陽がだいぶ傾いてきてしまったので後ろ髪を引かれる思いでサドルにまたがった。
ゆ処 神明湯はこんな小さな商店街の中にある。
東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のウェブサイトによれば駐車場があるようだが場所や台数を詳しく訊いてくるのを忘れてしまった。
ゆ処 神明湯
東京都東大和市新堀1-1432-59
042-562-2711
営業時間 14:00~24:00(日曜日は8:00~11:00も営業)
定休日 金曜(祝日は営業)
大きな地図で見る
ちょっとあとがき
家に風呂があるのが当たり前になってすでに数十年、日常生活における銭湯の必要性はどんどん薄まっていると言っていい。事実、銭湯の数は減る一方だ。
他方で大企業が開発・運営するスーパー銭湯がさまざまな地域に拡大しているのは、それらが「非日常」をうまく演出しているからだろう。しかし裏返して見れば、スーパー銭湯には生活感がない。チェーン店が多く、またそれまで何もなかった土地に建てる場合が多いから当たり前ではあるが。
それに対して、今回訪れた「ゆ処 神明湯」は地域に溶け込んでいて、客層もほとんどが近くに住む方たちだ。そのような方たちにとって銭湯は必要なもので生活の一部だ。彼らが徒歩で、あるいは自転車で通うその場所にはその地域独特の生活臭がある、とわたしは思う。そして自分の住む地域とは異なる生活臭に短時間でも触れることも十分に「非日常」であると思う。
そのような場である銭湯が存亡の危機にあるのは悲しむべきことである。
「百年に一度」とされる大不況の中、街なかの銭湯を応援しながら今までとは少し変わった「非日常」の楽しみ方を模索してみたい。
ゆ処 神明湯は市立第三小学校の西にある「光商店街」の中にあり、西武拝島線の東大和市駅からは1.7km、西武拝島線、西武国分寺線の小川駅からは1.6km、西武多摩湖線の八坂駅からは2.1kmである。ちなみに1kmほど南には温泉施設のテルメ小川(小平市)がある。
銭湯は3階建てビルの1~2階部分のようだ。隣にはコインランドリーがある。
下足箱は名刺よりひと回り小さいアルミの板に切れ込みが入ったカギを引き抜いて施錠するタイプだ(主に松竹錠工業株式会社が製造していることからこの種の錠を一般に「松竹錠」というらしい)。
右手にフロントがあり、人当たりのよさそうなおばさまが座っている。
フロントの先には広めのロビーがあり、座面が畳のベンチとテレビが置かれている。石鹸やタオルなどの浴用品や風呂上りに定番の牛乳などもここで販売されている。
「男湯」の暖簾をくぐり、クランク状の短い廊下を通ると脱衣所がある。
ロッカーは40~50くらいあるだろうか。開口部が4:3くらいのタイプが主で、縦長のハンガー付きタイプが10ほどある。
いつものスーパー銭湯なら、4:3タイプでも愛用のバックパック(ドイターのスーパーバイク)が入るのだが、銭湯のは若干小さめに作られているのか入らないので縦長タイプを使用した。ロッカーはシリンダー錠で施錠する。
脱衣所内の洗面台にはティッシュペーパー、綿棒がある。ドライヤーは1台。20円で3分使用できる。そのほかにはソフトドリンクの自動販売機、マッサージチェア、体重計が置かれている。
浴室に入る。カラン数は25前後と思われるが、スーパー銭湯と比べると隣との間隔が狭い。普通の銭湯には久しぶりに来たがこんなものだったかな?
各カランの上には小物を置く棚とシャワーヘッドがある。シャワーヘッドは取り外しはできないが多少の角度調整は可能である。なお、シャワーブースが1つある。
浴槽はジェット水流が出るものが3種類各1人分。電気風呂が1人分、薬湯と水風呂、そして岩風呂風の露天風呂はそれぞれ3人分ほどの広さ。ちょっと狭いかな?
湯温は薬湯のみ40°Cほどで、そのほかの内湯と露天風呂は42°C前後。
サウナ室には料金を払っていないので入っていないが、ガラス越しにちらっと見た限りではやはり3人分くらいのスペースだろうか。
ゆ処 神明湯には「渚の湯」と「茜の湯」と称する2つの浴室があり、日替わりで男女が入れ替わる。あるサイトでの記述によれば、奇数日は茜の湯が男湯、渚の湯が女湯で、茜の湯には露天風呂があり、渚の湯には無料のスチームサウナがあるそうだ。ということはわたしが入ったのはやはり茜の湯ということになる。
フロント、ロビー、浴室とも雰囲気が明るくて居心地のよい空間だった。時間があればのんびりしていたかったが、陽がだいぶ傾いてきてしまったので後ろ髪を引かれる思いでサドルにまたがった。
ゆ処 神明湯はこんな小さな商店街の中にある。
東京都公衆浴場業生活衛生同業組合のウェブサイトによれば駐車場があるようだが場所や台数を詳しく訊いてくるのを忘れてしまった。
ゆ処 神明湯
東京都東大和市新堀1-1432-59
042-562-2711
営業時間 14:00~24:00(日曜日は8:00~11:00も営業)
定休日 金曜(祝日は営業)
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ちょっとあとがき
家に風呂があるのが当たり前になってすでに数十年、日常生活における銭湯の必要性はどんどん薄まっていると言っていい。事実、銭湯の数は減る一方だ。
他方で大企業が開発・運営するスーパー銭湯がさまざまな地域に拡大しているのは、それらが「非日常」をうまく演出しているからだろう。しかし裏返して見れば、スーパー銭湯には生活感がない。チェーン店が多く、またそれまで何もなかった土地に建てる場合が多いから当たり前ではあるが。
それに対して、今回訪れた「ゆ処 神明湯」は地域に溶け込んでいて、客層もほとんどが近くに住む方たちだ。そのような方たちにとって銭湯は必要なもので生活の一部だ。彼らが徒歩で、あるいは自転車で通うその場所にはその地域独特の生活臭がある、とわたしは思う。そして自分の住む地域とは異なる生活臭に短時間でも触れることも十分に「非日常」であると思う。
そのような場である銭湯が存亡の危機にあるのは悲しむべきことである。
「百年に一度」とされる大不況の中、街なかの銭湯を応援しながら今までとは少し変わった「非日常」の楽しみ方を模索してみたい。
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