ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2010」第6ステージは、よく晴れた4月8日(木)、東村山市の「桜湯」。いくぶん散りかけてしまったが、桜を見ながらそれにちなんだ名前の銭湯へ行こうという計画である。
桜湯は西武新宿線の久米川駅から徒歩約7分、西武多摩湖線の八坂駅から徒歩約8分のところにある銭湯だ。
今回は花見気分で走行できる多摩湖自転車道を利用した。多摩湖自転車道については以前にも紹介したことがあるが、西東京市の関前五丁目交差点から多摩湖まで延びる自転車歩行者専用道路である。いたるところに桜などの木々が植えられていて、トイレを備えた公園などもあるので、この季節のポタリングにはうってつけの道路である。
ところで桜湯の所在地を地図検索すると、「東村山ホワイトビル」というビルが出てくるが、現地に行ってみるとその名の通り白いビルがあり、上階部分は住居、1階部分は桜湯および「萩山コミュニティホール」という東村山市の施設となっている。
桜湯の入口はこの写真の左側にある
プラスチック製下足板の下足箱に靴を入れ、自動ドアを入ると広いロビーがある。すぐ右手にフロントがあって、優しそうなおばさまが座っている。
男女脱衣所の入口にはそれぞれ暖簾が掛かっていて、「男湯」、「女湯」と染められている。男湯は向かって右側。
脱衣所は10畳ぐらいの広さだろうか。有線放送の音楽が流れている。中央にベンチと長椅子、小さなテーブルが置かれている。主な備付品はアナログ体重計、マッサージチェア(100円)、ドライヤー(20円)、ソフトドリンクの自動販売機。洗面台にはヘアトニックなどの化粧品が置かれている。
ロッカーは暖簾をくぐってすぐの場所に7列×3段、外壁側に8列×3段の計45箱だが、いくつかはカギが持ち去られたのか使用不可の状態となっている。なお、ロッカーはすべて3:4型で、ドイター・スーパーバイクは斜めにして収まった。
浴室は白を基調としたタイル張り。明るくて広い。ビル銭湯のためあまり高くない天井にはU字型をしたポップなデザインの照明あるいは換気装置のようなものが付いている。出入口のそばに水風呂があり、その裏側が島カランになっている。壁と島カランとの間隔は広めだ。奥壁は馬の親子を描いたかなり立体感のあるタイル画である。
黄色ケロリンの桶と角型のプラスチック椅子を取ってカランに陣取る。カラン配置は男女境壁側から8+(4+4)+8。すべてシャワーヘッド付き。男女境壁にはシャワーヘッドが9つあるが、最も奥壁寄りのものはその下にカランがない。また、外壁側には柱が突き出た部分があり、その柱にもカランが2つ付いているのだが、この2つのカランの間隔は他に比べてかなり狭い。親と小さな子供が使うぶんには問題ないだろうが、大人の男2人が並んで使うのは難しい。外壁側のカランは実質的には7人分と見るべきだろう。シャワーブースは外壁側に2つある。
浴槽は奥壁に2槽と出入口そばにある水風呂の計3槽。奥壁の主浴槽は、でんき風呂、壁に設置されたジェット噴射装置から水流が下に噴出すショルダーマッサージ風呂、壁から水流が水平に噴出すマッサージ風呂がそれぞれ1人分ずつと、3人分ほどの大きさのバイブラ湯という構成。湯温計は42°Cをちょっと超えたあたりを指していた。
この主浴槽の隣にはガラスで仕切られた部屋があり、ミスト森林浴風呂となっている。内部は手すりで仕切られた2人分の深湯で、うち1人分はジェット湯となっている。浴室の壁にはミスト噴出のためのスプリンクラーのようなものが付いているが、わたしの入浴中には作動していなかった。
桜湯にはサウナがあり、脱衣所側の境壁寄りの位置に設置されている。なお水風呂は大きく、少なくとも2人が同時に使用できるだろう。
東京都浴場組合のサイトにも記載されているが、桜湯はヒートポンプを使用して湯を沸かしている。わたしはこの手の技術に詳しくないが、ざっと調べたところでは導入コストは高くなるが効率がよいので省エネルギーとなるエコなシステムらしい。浴室の出入口横にある説明パネルには、体感的にはぬるく感じるが身体がよく温まる、といったことが書かれていた。
桜湯周辺にも飲食店などがあるが、この道を進むともう少し開けた商店街がある
桜湯には駐車場があるようだが場所や台数は確認していない。
自転車置き場は下の案内図の場所に用意されている。桜湯の前の通りは道幅が広くなく、また桜湯入口周辺は道路に向かって傾斜しているので、スポーツ車のように片側にしかスタンドがない自転車を停めるには不安定である。
案内図は少々見づらいが、ビルの左側に駐輪場がある
東村山市の銭湯はほかに2軒(久米川湯と双葉湯)であるので、同市の銭湯はすべて巡ったことになる。しかし、多摩湖自転車道はのんびり走るにはとてもいい道なので、きっとまた足が向くことだろう。
桜湯 (東村山3番)
東京都東村山市萩山町3-15-1
042-391-0547
営業時間 15:00~23:00
定休日 月曜(祝日は翌日休)
サウナ 200円(追加料金)
桜湯は西武新宿線の久米川駅から徒歩約7分、西武多摩湖線の八坂駅から徒歩約8分のところにある銭湯だ。
今回は花見気分で走行できる多摩湖自転車道を利用した。多摩湖自転車道については以前にも紹介したことがあるが、西東京市の関前五丁目交差点から多摩湖まで延びる自転車歩行者専用道路である。いたるところに桜などの木々が植えられていて、トイレを備えた公園などもあるので、この季節のポタリングにはうってつけの道路である。
ところで桜湯の所在地を地図検索すると、「東村山ホワイトビル」というビルが出てくるが、現地に行ってみるとその名の通り白いビルがあり、上階部分は住居、1階部分は桜湯および「萩山コミュニティホール」という東村山市の施設となっている。
桜湯の入口はこの写真の左側にある
プラスチック製下足板の下足箱に靴を入れ、自動ドアを入ると広いロビーがある。すぐ右手にフロントがあって、優しそうなおばさまが座っている。
男女脱衣所の入口にはそれぞれ暖簾が掛かっていて、「男湯」、「女湯」と染められている。男湯は向かって右側。
脱衣所は10畳ぐらいの広さだろうか。有線放送の音楽が流れている。中央にベンチと長椅子、小さなテーブルが置かれている。主な備付品はアナログ体重計、マッサージチェア(100円)、ドライヤー(20円)、ソフトドリンクの自動販売機。洗面台にはヘアトニックなどの化粧品が置かれている。
ロッカーは暖簾をくぐってすぐの場所に7列×3段、外壁側に8列×3段の計45箱だが、いくつかはカギが持ち去られたのか使用不可の状態となっている。なお、ロッカーはすべて3:4型で、ドイター・スーパーバイクは斜めにして収まった。
浴室は白を基調としたタイル張り。明るくて広い。ビル銭湯のためあまり高くない天井にはU字型をしたポップなデザインの照明あるいは換気装置のようなものが付いている。出入口のそばに水風呂があり、その裏側が島カランになっている。壁と島カランとの間隔は広めだ。奥壁は馬の親子を描いたかなり立体感のあるタイル画である。
黄色ケロリンの桶と角型のプラスチック椅子を取ってカランに陣取る。カラン配置は男女境壁側から8+(4+4)+8。すべてシャワーヘッド付き。男女境壁にはシャワーヘッドが9つあるが、最も奥壁寄りのものはその下にカランがない。また、外壁側には柱が突き出た部分があり、その柱にもカランが2つ付いているのだが、この2つのカランの間隔は他に比べてかなり狭い。親と小さな子供が使うぶんには問題ないだろうが、大人の男2人が並んで使うのは難しい。外壁側のカランは実質的には7人分と見るべきだろう。シャワーブースは外壁側に2つある。
浴槽は奥壁に2槽と出入口そばにある水風呂の計3槽。奥壁の主浴槽は、でんき風呂、壁に設置されたジェット噴射装置から水流が下に噴出すショルダーマッサージ風呂、壁から水流が水平に噴出すマッサージ風呂がそれぞれ1人分ずつと、3人分ほどの大きさのバイブラ湯という構成。湯温計は42°Cをちょっと超えたあたりを指していた。
この主浴槽の隣にはガラスで仕切られた部屋があり、ミスト森林浴風呂となっている。内部は手すりで仕切られた2人分の深湯で、うち1人分はジェット湯となっている。浴室の壁にはミスト噴出のためのスプリンクラーのようなものが付いているが、わたしの入浴中には作動していなかった。
桜湯にはサウナがあり、脱衣所側の境壁寄りの位置に設置されている。なお水風呂は大きく、少なくとも2人が同時に使用できるだろう。
東京都浴場組合のサイトにも記載されているが、桜湯はヒートポンプを使用して湯を沸かしている。わたしはこの手の技術に詳しくないが、ざっと調べたところでは導入コストは高くなるが効率がよいので省エネルギーとなるエコなシステムらしい。浴室の出入口横にある説明パネルには、体感的にはぬるく感じるが身体がよく温まる、といったことが書かれていた。
桜湯周辺にも飲食店などがあるが、この道を進むともう少し開けた商店街がある
桜湯には駐車場があるようだが場所や台数は確認していない。
自転車置き場は下の案内図の場所に用意されている。桜湯の前の通りは道幅が広くなく、また桜湯入口周辺は道路に向かって傾斜しているので、スポーツ車のように片側にしかスタンドがない自転車を停めるには不安定である。
案内図は少々見づらいが、ビルの左側に駐輪場がある
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東村山市の銭湯はほかに2軒(久米川湯と双葉湯)であるので、同市の銭湯はすべて巡ったことになる。しかし、多摩湖自転車道はのんびり走るにはとてもいい道なので、きっとまた足が向くことだろう。
桜湯 (東村山3番)
東京都東村山市萩山町3-15-1
042-391-0547
営業時間 15:00~23:00
定休日 月曜(祝日は翌日休)
サウナ 200円(追加料金)
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