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ただメタボ対策のためでなく-自転車で銭湯めぐり
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「ツール・ド・銭湯2009」第37ステージは10月23日(金)、「丸正浴場」。

丸正浴場


久しぶりの世田谷区である。しかし世田谷区とは言っても、ほんの数十メートル西へ行けば狛江市という場所に丸正浴場はある。最寄駅は小田急線の喜多見。駅からの距離は0.8kmほどである。

15時をほんの少しまわった頃に到着。丸正浴場は戸建の銭湯で、入口前は打ち水がされていて、よく手入れされた植え込みがある。正面は白いタイル張りで、その背後には二段屋根と煙突が見える。

下足箱は木札の松竹錠。ドアを入ると落ち着いた雰囲気のロビーがあり左手にフロント。フロントはご主人、おそらく50歳代だろう。フロントの横に男女脱衣所への入口が並び、「男」、「女」の暖簾が掛かっている。男湯は右側。

入口
「コミュニティセントウ」の文字

脱衣所は平均的な広さ。イージーリスニング音楽が流れている。洗面台が2基、それぞれにドライヤー(20円)が備えられている。マッサージチェア(10分100円)が1台、デジタル体重計、長椅子にテーブルといった備付品。

ロッカーは浴室対面の壁に12列×3段、外壁に6列×4段の計60箱。シリンダー錠で施錠する。開口部はわずかに縦長で、幅30cm×高さ35cmぐらいだろう。ドイター・スーパーバイクがやっと収まる大きさだ。

浴室は意外に広い。島カランが2列並び、奥壁は海中を描いたタイル画で、熱帯魚が泳いでいる。下部が少し奥に引っ込んでいて、そこに岩が嵌め込まれている。

椅子は角型のプラスチック製だが、桶はなんと木製である。カラン配置は男女境壁より5+(5+5)+(5+5)+6。全箇所シャワーヘッド付き。シャワーブースは境壁側に1つ。

浴槽は3槽。すべて奥壁沿いに配置されている。向かって左がジェット座風呂。SUS水冷枕付きで、2人分に仕切られている。中央が主浴槽。右端あたりの底から水流が激しく吹き上がっている。5人がゆったり入れる大きさだが、水流の真上で体を安定させておくのは非常に困難なので実質的に4人分。湯は「コラーゲンの湯」だそうで、紫がかったピンク色をしている。さらに「あわあわ」という入浴剤が入っているようで、通常の気泡とは異なる泡が見られる。湯温は43°C。わたし好みの温度だ。

右の浴槽は水風呂。地下95メートルから汲み上げている天然鉱泉だ。含有成分のメタ珪酸により薄い黒色をしている。大きさは1人分。水温計は22°Cを指していたがもっと冷たく感じた。

煙突
隣家とアパートの間のわずかな隙間から煙突に書かれた「丸正浴場」の文字が見える。

この日は実に10日ぶりの銭湯。のんびり浸かって存分に楽しんだ。

入口の左には屋根付きの駐輪スペースがある
1964年開業だそうだ。

駐車場は入口の左右にそれぞれ1台分。さらに通りの向かいに2台分ある。もし先客があった場合は隣のコインパーキングを利用すればいいだろう。自転車は入口左のスペースに置くこともできる。


丸正浴場 (世田谷23番)
東京都世田谷区喜多見4-36-16
03-3417-6804
営業時間 15:00~23:00
定休日 水曜

サウナ 750円(入浴料込み)


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